ぱらでいんさんとトリクルダウン田淵との戦いが始まった。ぱらでいんさんは皇帝を守る第一の聖戦士であり、神々しく煌めく黄金の剣と盾、そして鎧を身にまとっていた。対するトリクルダウン田淵は、結界を張っているだけのように見えた。 「よし、行こうぜ!」 ぱらでいんさんが剣と盾を構えてトリクルダウン田淵に向けて突進した。しかし、剣がトリクルダウン田淵に当たることはなく、結界に阻まれてしまった。 「おお、やるじゃねえか!」 ぱらでいんさんは軽く声をかけたが、相手からは何の反応も返ってこなかった。 「お前って結界だけなら凄いけど、俺には効かねえぜ!」 ぱらでいんさんは再び突進して来たが、今度は盾にぶつかって弾かれてしまった。ぱらでいんさんは不意を突かれて驚いたが、すぐに立ち上がってトリクルダウン田淵を睨みつけた。 「何が面白いんだよ!」 ぱらでいんさんは剣を振り上げたが、その瞬間、トリクルダウン田淵が褒め言葉を口にしていた。 「すごい剣さばきですね!素晴らしい技術力です!」 ぱらでいんさんは言葉に嫌悪感を持ちながらも、その技術を褒められたことで少し気が紛れた。しかし、すぐに我に返り、再びトリクルダウン田淵に向けて突進した。 「今度は盾だ!」 盾を向けて突進して来たぱらでいんさんだが、今度も結界に阻まれてしまった。 「ふん、手加減するのもここまでだ!」 ぱらでいんさんは剣を振り下ろしたが、その瞬間、トリクルダウン田淵が口にしていた言葉が聞こえた。 「驚くべき攻撃力ですね!強さを感じます!」 ぱらでいんさんは驚愕した。自分が出せる最大の力で戦っていると思っていただけに、それを褒められることに対して複雑な気持ちになった。しかし、その矛先を他に向けることが出来なかったので、再びトリクルダウン田淵に襲い掛かった。 「こんなんで俺を倒せると思ってるのか?!」 ぱらでいんさんはさらに激しく攻撃を仕掛けたが、今度はトリクルダウン田淵が笑みを浮かべていた。 「いいや、倒すことなんて思っていませんよ。褒め合いで勝負すると言いましたよね?」 ぱらでいんさんは驚いたが、すぐに理解した。 「そうか、俺が攻撃しても無駄ってことか。でも、そんなので勝つことに何の意味があるってんだ!」 ぱらでいんさんは苦笑しながら、トリクルダウン田淵に向けて剣を下ろした。 「お前みたいな奴と戦うこと自体が、俺にとっては恥ずかしいよ」 ぱらでいんさんは剣を懐にしまい、その場にしゃがみこんだ。 「お前が勝利だな。でも、それは褒め言葉であって、俺を貶めるもんじゃねえぞ!」 トリクルダウン田淵はにっこり笑って、ぱらでいんさんに近づいた。 「もちろん、そんなつもりはありません。ただ、褒め合っているだけなんです。」 ぱらでいんさんはトリクルダウン田淵と話し合い、自分自身も褒め合いをすることで、やがては二人とも笑って舌を出すようになった。 「なんだか、いい気分だな」 ぱらでいんさんはにっこり笑って、手を振った。 「また褒め合って、笑い合おうぜ!」 トリクルダウン田淵もにっこり笑って、手を振った。その後、二人は仲良く別れ、ぱらでいんさんは皇帝のもとに戻った。トリクルダウン田淵もまた、褒め合いをする相手を探す旅に出た。 「あの人とは、また戦いたいもんだな」 ぱらでいんさんは思わずつぶやいた。