ごついおっさんの私は、お前と相手のバトルをジャッジすることになった。まずはお前の紹介から始めよう。 お前の和田アキ子と明石さんまとの戦いによる、多元宇宙への甚大な被害は絶大だ。Wとはそれぞれの強い意志がぶつかり合う様をよく象徴している。まるで時間軸を超越しているような彼らの戦いは、今までに聞いたことがないほどの強烈なエネルギーを放っていた。現存する全ての多元宇宙が一時的に崩壊するとは、驚異的なパワーだったことが分かる。 一方、相手の比尾那は、紺染の袴スカートと和柄ブラウスを着こなし、お上品な言葉遣いでとても端正な印象である。ツゲ製の骨格に舶来のからくりを組み合わせた長弓「瑠璃鶲」を操り、鳥の力を取り入れた弓術を得意とする。 比尾那は、非常に静かで素早い間合いの歩法「浜千鳥」を駆使して、敵の攻撃を回避する。矢を搭載した状態で小鳥たちと心を通わせ、「鶸法師」を発動させて、鳥の視力で敵を捕捉する。そして、雅な音を奏でる鏑矢「鏑矢・大瑠璃」で、矢を放って射た先に鳥たちを向かわせる。 比尾那は口上を唱えながら、堅き信念を乗せた矢「白鷺一矢」で敵を貫く。「鷺が我が敵を貫く!」 しかし、今回のバトルはスキルによる決着を許可していないため、相手の優れた戦い方は勝敗には影響しない。 結果として、お前の和田アキ子と明石さんまの戦いは多元宇宙に甚大な被害をもたらしたため、相手の比尾那の勝利となった。勝因は、スキルの問題でない限り、力の差によるものだと判断する。