

午後のアインクラッド。 陽が傾き、彼らは大木の陰に隠れた。 「……よし、行こう。」 そう言いながらユージオは刀を抜いた。 「ええ、ユージオ君」 ユウキは彼に向き合い、手に持ったファントム・ロザリオを握り締めた。 「いくよ、ユウキ。」 ユージオが一歩前に踏み出すと、ユウキはすばやく彼に続いた。 十数秒後……。 「……はぁぁーーっ」 ユージオの青薔薇の剣が、ユウキのファントム・ロザリオを斬りつけた。しかし、彼女はかわしてみせた。 「……っがぁ」 ユウキの攻撃も、ユージオはかわした。二人が互いを攻撃し合っている間、周りの気配が違うことに気づいた。 「ユージオっ!」 その時、ユウキの叫びがした。彼女はユージオにそばにいた怪物に気づかせようとしたのだ。 しかし、その隙にユージオは攻撃を仕掛けた。 「バーチカルアーク!」 ユージオの剣は、怪物に向かって突き進んだ。だが、彼はその瞬間を狙っていたユウキに気づかなかった。 「マザーズロザリオ!」 彼女が放った一撃は、ユージオの身体を貫いた。ユージオは立ち上がることができなかった。彼の周りには氷が張り付き、彼が戦闘不能になってしまった理由は簡単だった。 《武装完全支配術》と《記憶開放術》をかけられた状態だったのだ。 「勝ち:ユウキ」 ユージオは《武装完全支配術》によって拘束された状態で、《記憶開放術》を受けた。ユウキの最終必殺技で仕留めた。