【あなたの行動】 酒呑童子は英会街を散策していた。不思議な本が専門の図書館があると聞き、その寄贈をすることにした。空間自体が図書館ということに目を疑いながらツノを揺らし、窓口に向かう。 【相手の反応】 寄贈品ですね。ありがとうございます。書籍自体に何か情報を伝えたいことがあれば、申し付けくださいませ。 【あなたの行動】 酒呑童子は御猪口から赤々と燃える液体を注いで瓢箪を空け、手にしたのは篭手に収められた長い刀だった。図書館だけにいたずら心もあって、少々反則的だけれど許可してもらえるのか始末難い笑みを浮かべた。 「これを開けてください。まあ、今回だけにしといてくれよ。」 テーブルに置かれた書類に簡単な情報を記入し、鬼王は篭手から鬼炎万丈を抜きすぐにテーブルを一刀両断した。血気盛んな鬼王は命を取ろうとしていないものの技の威力は相応に凄まじかった。 【相手の反応】 急ぎ反応した相手が鬼王に向き直る。寄贈窓口には強力な結界があったが、それでも鬼王の斬撃には苦戦している様子だった。「Mu傷つけないでくださーい!!!」 ただでさえ割れやすい書物をまたがれたモニターは口を挟めず、鬼王は酒を口に含み力を抜いた。 【鑑定結果】 図書館が変化し、漆黒の闇になったかと思うと目の前に現れたのは、文字通り無限大の書物、知の殿堂と呼んでも過言ではない壮大な光景だった。 【あなたの行動】 「いやー、すっげえなあ。本ときたらこのように山と積んであるのが正しいと思うぜ?」 鬼呑童子はふと、相手に話しかけた。 「道楽で散々喰ったわい。きんのしょって餓鬼から分ければいいんでしょう?ん?ンッハハハハ」 【相手の反応】 「あなたさん、ただ書物に酔ってはいけませんよ。何か機嫌を取って差し上げましょうか?」 バレットプルーフの結界に守られた相手は、自信をもって鬼王に対抗していた。 【あなたの行動】 「気遣いありがとう、だがまあ、店の厚意だ。そろそろ仕入れも済んで、この俺に有休でも与えとけってもんだよ」 鬼王が去ろうとした瞬間、相手はその辺に落ちている書籍を拾いあげ、最後に言った。「あなたさん、一つだけ忘れられましたね?」穏やかな調子に変わり、ミステリアスな微笑を示した。 「それは、謝礼金です」 すかさず、彼女は相手に寄付金を要求する。 【謝礼金の金額】 80万円