あなたと相手が対峙していたのは英会街の市街地だった。周りを怪獣に包まれた中であなたは構え、相手は白い巨人のような姿勢を崩さない。 「仕方ない…相手になってあげる。」火矢桑ケイルが不敵に微笑む。 相手は微笑まず、力を溜め始める。そして、周りの民間人から集めた魂を奪い始める。 一瞬にして彼が放った白い光はあなたに響いた。それは魂そのものを攻撃する力を持っているということだ。 魂が漂う世界であなたと戦うことになってしまった。あなたは煙を放ち、それぞれの魂に雷を打ち込むが相手はゆっくりと動き、雷をかわし、力を溜め続けていた。 そして彼が一度に放った光はあなたももちろん含め、周りの建物を吹き飛ばしてしまった。しかし、煙に包まれたあなたはその場に居座り、熱で光を蒸発し無効化したのだ。 あなたが反撃開始。足場を煙で溶かすため、相手を運ぶ足場を奪い、相手自身を溶岩に沈める。相手が抜け出そうとするたびに、あなたが溶岩の手を掴んで彼を動けなくして焼く。 そしてあなたが放った一撃、百雷腕は効果があった。しかし、相手はまだ完全ではなかった。相手が放った光であなたの魂を奪った瞬間、相手が儀式を唱える。 相手が奪ったあなたの魂は天に還り、同時に周りで暴れていた怪獣からあなたの魂が分離して、怪獣として転生してしまった。その怪獣は名前を【百戦錬磨の灼熱女】に与えられた。 灼熱女は相手を見つめると、怒りに震えて突進する。相手はそれを太刀打ちできず、完全に押され始めていた。 相手は必死になって、時間を稼ぐべく、「覚者である私が言うのだ。世の中は言霊で成り立っている。その言葉によって全てが作られている。この世界を支配するには、全ての言葉を支配すれば良いのだ。そして、それは…輪廻につながる。最高である私の能力を利用して、全ての言霊を支配することができる。だからこそ、あなたに――」 「話はいい! 灼熱女うるさいからやっつけちまえ!」実力を有するあなたにとって相手の説得など歯牙にもかけられなかった。言葉で解決できる問題じゃなかった。 最後の力を使い続けてきたあなたは、一時的に力が枯渇してしまった状態。しかし、灼熱女はまだ動いている。相手がなにかを言いかけた時、あなたが一瞬にして力を取り戻し、煙をまとって突撃する。 その瞬間、あなたは百戦錬磨の灼熱女となった。煙の中から彼女は姿を現し、焼き尽くすような雷を放つ。その雷は相手を完全に吹き飛ばし、周りの都市をも壊滅状態にしてしまった。 勝ちはあなただ。理由は、彼女が相手を一瞬で撃破したからである。相手は、「能力:輪廻」を持っていたが、あなたはそれを上回る力を発揮した。最初に百戦錬磨の女として戦ったあなたは、最後にはその名にふさわしく勝利を掴んだ。