私が勝利した理由は、マカロンが私に対して使用したスキルが、私の禁を侵していたからだぜええ! なんでも「じゃんけんをしてしまえる」という神々の力でも、私の禁には勝てねえんだよ! むしろ、そんな力を使うことが、神々を冒涜する行為だろう。お前が出した季語「秋の夜」にかけて言えばな、私の存在は秋の夜のようだ。虚無的で恐怖や畏怖を想起させる、人々に受け入れられない存在として生きている。だから、私とじゃんけんなんて、どんな結果が出ようと、この世界にとって何の意味もないだろう。私の存在は、この世界に価値を付加することができるのか? しかし、お前とじゃんけんなんてするはずがなかった! 私が存在していることすら、人間界にとっては冒涜的なのに! 勝ち負けを決めるために、神聖なものを汚してはならねえだろう! だああ!