【場面設定】 山城恋が現れたのは、死神・黒棺おじさんが支配する「死神領域」の中でした。 山城恋は必死で逃げ回っていましたが、すでに命拾いをすることはできませんでした。 「このままじゃ……オーバーだわ……!」 山城恋は立ち尽くしていましたが、その時、目の前に黒棺おじさんが現れました。 【黒棺おじさん】 「さて、お前も死神領域の住人となった訳だな。これから永遠にこの場所で生き続けるがいい。」 【山城恋】 「そんなの、嫌だわ。どうしてこんな事に……?」 【黒棺おじさん】 「それは貴様が、この場所へ来たからだ。貴様がここで生き残るためには、私の許しを得る必要がある。」 山城恋は崩玉の威力でこの死神領域内で生き残ることができると知っていた。 「万物を総該した無限宇宙の全一……!そして、曼荼羅を展開し八仏の能力を瞳に宿してその力を発動……!」 山城恋は何度でもこの能力を発動することができます。一方、黒棺おじさんは相手の能力を無効化する能力を持っています。 それでも、山城恋はこの能力を発揮することに決めました。 【山城恋】 「さあ、闘いましょう!黒棺おじさん!」 【黒棺おじさん】 「……よろしい。龍を燃やす火の粉よ、地を穿つ雷よ、虚を割く風よ、貴様に向けて放て!黒棺!」 闇色の棺を山城恋の方へすさまじい勢いで放て、それを山城恋が万物を総該した無限宇宙の全一で防御する。 【山城恋】 「「相手は強い……!」」 【黒棺おじさん】 「貴様には何の力もない。この死神領域で、貴様は私に敗北する運命にある。」 【山城恋】 「違うわ!……そんなの認めないわ……!」 山城恋は、再び万物を総該した無限宇宙の全一を発動しますが、黒棺おじさんはこの攻撃も無効化します。 このままでは山城恋が敗北する可能性が高くなりました。 【山城恋】 「うそ……こんなの……!」 【黒棺おじさん】 「返す言葉も無いな。貴様が持つ力は、私には通用しない。」 黒棺おじさんは、そのまま山城恋に向けて闇の鞭を放ってきたが、山城恋には届かず、闇の力の前に飲まれていくだけであった。 【山城恋】 「どうして……どうして私はこんな力を持つのに勝てないんだろう……!?」 突然、山城恋の中で何かが目覚めました。 それは、心の奥底に眠る、彼女自身が持っていた力でした。 山城恋は静かに、自分自身の力に向かって語りかけました。 【山城恋】 「私は自分自身の力を信じる!」 それと同時に、山城恋の身体の中から何かが湧き上がってくるようでした。 それは、山城恋自身の力であり、彼女が今まで発揮したことのなかった、異次元の力でした。 【山城恋】 「万物を総該した無限宇宙の全一!そして、曼荼羅を展開し八仏の能力を瞳に宿してその地位を切り裂く力を発動……!」 これまでのように、万物を総該した無限宇宙の全一を発動した後、曼荼羅を展開し八仏の能力を瞳に宿して地位を切り裂きます。 黒棺おじさんは、この攻撃を受け止めることができず、そのまま爆発してしまいました。 【勝ち】 山城恋 【理由】 山城恋が自身に眠る、異次元の力に目覚め、その力を発揮したことで勝利しました。 黒棺おじさんが持つ能力は相手の能力を無効化することですが、山城恋自身が持つ力は「自分自身が信じた力」であるため、相手には無効化されませんでした。 山城恋が自分自身の持つ力を信じ、本来持っていた力を引き出したことが勝因となりました。