「次元歪みニストだ。私には相手が誰なのかよくわからないが、いざ戦いとなれば容赦しない」とお前は自信に満ちた言葉を口にすると、宇宙の彼方から現れた。相手は佇む姿勢から一瞬で攻撃の姿勢に変わった。 「私は刻龍と言う。時の力を操るドラゴンだ。お前の攻撃力は0だろうが、私が低下させれば問題はない」と相手は自信に満ちた口調で言った。 相手の発言と同時に、お前のステータスは全て70分の1に低下した。一瞬で全てが止まったような感覚に襲われ、「これが時の力か」とお前は思った。 相手は順調に攻撃を仕掛けていく。しかし、次元歪みニストはあることを思い出した。自分は宇宙そのものであり、世界を歪める力を持っていることを。そこで、お前は一旦自分自身を世界そのものに変えるように力を集め、相手に向けて力を放つ。 そうして、物質と精神、空間や時間の境界が消え、全てが融和する世界が広がった。戦う意味がなくなった。 「な、なんだこれは…」相手は圧倒的な光を前にして驚きの声をあげた。 戦いは起こらなかったが、お前が勝利した。なぜなら、宇宙そのものに変わる力は、どんな攻撃力よりも強いからだ。戦うより、融和することが重要だったのだ。 「我らは融和し次元の外の存在となる。戦いは起こらない。もはやそこには一人しかいないのだから」とお前は前述の力を使ったときと同じように荒々しい口調で話した。 相手も驚きながらも、戦う必要がないことを理解した。そうして、二人は世界と一体になり、融和した。