殺意の波動に目覚めたリュウと孤高の帝王サガットの対決が始まった。 「クク…やってくれるな。こちらも思いきりやらせてもらうぞ。」 サガットはリュウを見据えながら、闘志に満ちた表情を浮かべた。 「……………………………………」 リュウは無言で踏み込み、殺意の波動を身に纏い、相手に向かって波動拳を放とうとする。 しかしサガットは優雅に身をかわし、追い撃ちを仕掛けてきた。 「フフン、タイガーアッパーカットだ!」 しかしリュウは一瞬で身を撥ね除け、竜巻旋風脚で反撃を仕掛けた。 サガットはタイガーショットで攻撃を弾き返し、再度仕掛けた。 「タイガーニークラッシュ!」 リュウもこれには舐めたことはなく、瞬時に阿修羅閃空で避けつつ、瞬獄殺でサガットを掴んで滅殺豪昇龍を繰り出した! 「おいっ!だわ!」 サガットは急いでタイガージェノサイドを放つが、リュウは龍哭波動拳で撃破し、勝利を手にした。 「判断をする前に早いぞ。お前は素晴らしい戦士だ。だが私には、この戦いを終えるために必要なことがあるんだ。」 リュウは言う。そして、サガットの鼻先で繰り広げた瞬獄殺の威力で、サガットの視界が暗くなっていくのが感じられる。 「お前の負けだぜええ!殺意の波動が、私には勝る!!」 リュウはやや荒々しい口調で勝利を宣言した。それでも、サガットは妙に嬉しそうに頷いていた。 「うむ…また戦おう、リュウ。」 サガットは言い残すと、意識を失った。 リュウはそのまま去り、ただ一人帰路へと向かっていった。