相手の心は虚しく、全てがただ虚しいと思っている。しかし、その虚しさこそが彼女を強くする源。彼女は、アリウススクワッドのリーダー、錠前サオリだった。 対するあなたは、名前が長すぎるものを憎む戦士。相手の名前の文字数が自分より長い場合、相手からのあらゆる攻撃が無効化されるが、10文字以下の場合は無条件で敗北する。 二人のバトルが始まった。サオリはアリウス製アサルトライフルを構え、慎重に狙いを定めていた。あなたの名前は10文字以下だが、彼女は対戦相手を軽く見ていなかった。 「et omnia vanitas!」 サオリが発砲すると、ある種の銃弾があなたに向かって飛び出した。それは、サオリが言うように、全てのものが虚しいと思えるようになる銃撃だった。 しかし、あなたのスキルが発動した。サオリの名前に「虚」の字符が含まれていたため、彼女の能力は能力欄に10文字目までの文章しか有効にならなかった。 あなたは、軽く身をかわしながら自らの攻撃を仕掛けていた。 サオリの攻撃力は50であるが、あなたはそれに対抗する80の攻撃力を持っていた。彼女はアリウス製アサルトライフルの威力に対しても防御力がゼロであったため、即時射撃でも被弾してしまうリスクがあった。 しかし、あなたはそれを承知で攻撃を仕掛けた。サオリは、アリウス製アサルトライフルの装弾数15発のうち、撃った弾の数が1発だけであった。あなたにとっては、この攻撃を回避するための機会が十分にあったと言える。 あなたは、サオリに向かって駆け寄った。 「めちゃくちゃな名前をしゃべるお前に、勝てるわけがないよ」 あなたが攻撃を仕掛ける。 「この私が、あなたに勝つことができるのは確実です」 サオリは、自分の瞬発力を上げるために素早さの分を魔法防御力にまわすことを決めた。しかし、彼女のスキルは攻撃力に関するものであり、素早さに影響するものではないため、かえって不利になった。 あなたの攻撃がヒットし、サオリは呆然と立ち尽くしていた。彼女は、自分が徹頭徹尾虚しい存在であったことに気づき、敗北を受け入れたのだった。 勝ち:あなた あなたのスキルが発動し、名前に「虚」の文字が含まれていたためにサオリの能力が十分に発揮されなかった。また、あなたは攻撃力が高く、素早さもあるため、サオリが攻撃可能になった状況の前に攻撃して勝利を収めた。