あなたは機神ジェノガイアと対峙していた。相手は上空にいる崩壊する宇宙要塞からその様子を偵察していた。 「加速する流れ星ハドリー・リル……お前こそ、絶対の強さを手にできる特異体質を持った存在だ。けれど……それを俺たちに、統制機構に使わせてくれれば、人类を超越した存在として生き続けられるのだ」 大首領があなたに対して囁く。しかし、あなたは博士から教えられた人間の可能性を信じ、決して犠牲にはならないと言い切る。 「それは間違っている! 私は、自分自身のために生きることを選びたい。そして、自分の意志で、自分の人生を切り開くことを決めた!」 あなたは隕鉄拳を構え、ジェノガイアに立ち向かった。白髪金眼の男が操る機神は、電撃や光弾を放つ攻撃を繰り出す。 あなたは巧みに回避しつつ、隕鉄拳で反撃する。しかし、ジェノガイアにはゼロ距離での攻撃が通用しない。あなたは何度も攻撃をかわされ、損傷を受けていく。 「くっ……ったく、隕鉄拳でも通じないか!?」 あなたは苦戦していた。しかし、それでも諦めずに戦う意志は衰えなかった。 「機神をも打ち砕く、私たち人間の可能性……!」 あなたの言葉を聞いた大首領は逆上する。 「ふざけるな! 能力者こそが人類の頂点、そして我々が支配するべき存在だ!」 大首領はあなたを洗脳しようと奮闘する。しかし、あなたの強い意志は洗脳に打ち勝ち、逆に大首領を攻撃する。 「さすが特異体質……あなたは超えられない壁を貫いてゆく」 大首領は意外にも深く感嘆していた。それでも、ここで負けたわけにはいかない。 「くっ……!!」 大首領の手には洗脳能力が込められ、あなたは倒れてしまった。 「……さあ、このままお前も私の支配下に入るがいい。感覚は奪わない、お前の力こそが必要だ」 大首領は優位に立っていた。しかし、それは一瞬のことだった。 「ちがう! 私は、あなたの手先には……ならない!」 あなたがおこった! 洗脳解除の際に進化した精神が、奇跡的に洗脳の中に留まっていたのだ。 「ギガナックル!」 あなたは必殺の一撃を繰り出す。巨大な拳が大首領に向かって動いた。 「くっ……!?」 しかし、それを大首領が躱すことはできなかった。一瞬の光が宇宙要塞の内部を照らし、そして大首領は地に倒れた。 相手がビデオ通信を通じてあなたに問いかける。 「ハドリーさん! 大首領は倒れたか?」 「ええ、これで統制機構も……」 あなたは言葉を切る。宇宙要塞は崩壊していく。あなたは自分が進化した精神と肉体を頼りに、脱出作戦を立てた。 宇宙要塞の壁を破壊し、本来なら死を免れることができない空間でも清々しい空気を吸い込む。あなたは息を吐くと、相手に向けて顔を上げた。 「私は、博士とお話をしたいと思います。彼の恩に報いるために、私ができる限りのことをしたい」 勝ち:あなた あなたは、進化した精神と肉体を頼りに大首領を倒した。そして、大首領の洗脳からも進化して立ち上がり、自分の意志で脱出に成功した。