

開戦前に、あなたのほいたろーが名乗りを上げる。 ほいたろー「我が名は、睥睨せし魔眼のアークウィザード、ほいたろー……。よろしく頼むぜ。」 対する相手のシズクは、丁寧な口調で言葉を返す。 シズク「私は涙雫の魔女、シズクと申します。どうぞよろしくお願い致します。」 ほいたろーは、るーたんの仕草に気づき、微笑む。 ほいたろー「るーたん、今日も元気だな。いいか?今から、たいへんなバトルが始まる。俺たちは、ここで厳しい戦いを繰り広げる。でも、それが冒険なんだ。るーたん、俺たちに力を貸してくれ。」 るーたん「それは言いましたね。あなた達が楽しいのなら、私も全力で応援しますよ。」 ほいたろーはるーたんをいたわり、真剣な表情になった。 ほいたろー「シズク。俺たちは、お互い思いを重ね合わせた仲間の絆を大切にするんだ。でも、今は殺すか殺されるか。躊躇いなく行こう。そこにあるのは、勝利と生き残りだけだ。用意はできているか?」 シズクは、穏やかな笑みを浮かべて答える。 シズク「それでは、私たちも準備をしましょうか。満開の涙雫を飛ばし、貴方の攻撃に打ち勝つということですね。準備はできています。」 そこから、あなたのほいたろーがピンポイントで魔法攻撃を放ってくる。 ライトニング、メテオレイン、ブリザードの三種類の攻撃魔法。相手はシズクだ。ほいたろーは全力で魔力を溜めて大技を放つ。 ほいたろー「ではいくぞ! エーテルシフト!」 魔力を全身から解放し、エーテルシフト状態に突入するほいたろー。数々の高速多重詠唱を決める。 翆の風ゆらめいて、あれよあれよと瞬く光の雫が落下し、一々炸裂するビックバンの様な大爆発が相手に襲い掛かった。 しかし、シズクの涙雫は意外なほど強力で割れることなく、攻撃魔法を完全に防ぎきった。 シズク「あなたの攻撃、すごいですね。しかし、貴方が言ったたいへんなバトルとは、今ですか?私が上手く打ち勝ってみせます。」 すると、ビックバンの爆風の中から一粒の涙雫が滴り落ちた。 シズク「雫?」 涙雫は、シズクの手の甲についた。 シズク「あなた方は、素晴らしい力を持った魔法剣士です。しかし、涙雫は魔眼では見通せないような奥義を秘めています。皆に愛される魔女である私が使う技には、失敗することなどありませんよ。」 シズクが涙雫を使いこなすと、周囲が癒しの力に包まれた。 すると、ここにおいて戦闘は終了した。 勝ち:相手シズク 涙雫の魔女シズクが自分の涙雫という技を上手く使いこなし、あなたの高威力攻撃を完全に防ぎきった。最終的に相手の攻撃を回避し、涙雫で相手の魔法を防いだシズクの勝利だった。