見境無き医師団は、村の医療クリニックに陣取っていた。患者は誰でも診察してくれるという看板を掲げてはいたが、実際には医師団のスキルが壊滅的すぎたせいで、多くの患者たちは医療ミスによって命を落としてしまった。 その日も、医師団は大声を上げて、手探りで患者たちを診断していた。だが、そこに現れたのは別の団体。学生主事率いるチームだ。彼らは地元の学校の主事であり、ここでの医師団の治療行為を疑問視していた。 「なんてこった…またやらかしてしまったぜ」ドクターストレジンがぼやく。 学生主事は警告を発した。「ここで医療行為を行うあなた方は、殺人と同じことをしていることを自覚せよ。さもなければ、あなたたちには重い罰が下ることになる」 医師団は反論を試みるが、学生主事の麻痺を引き起こす逆鱗に触れてはいけないことは知っていた。医師団のせいで命を落とす患者たちが後を絶たなかったのだ。ドクターストレジンは懇願した。 「もし留年を免れたかったら、わし達を通して、救急車や大病院への連絡が行われるようにしてくれ。わし達でもまともに診療はできぬが、それでも治療できる患者はいるはず…」 学生主事は何度も医師団を見極めた後、ついに許可を与えた。 「あなたたちはこれから、患者たちを傷つけることのない医療行為を行うのだ。それゆえに、責任をもって行動しろ。あぁ、それと、確かに単位が落ちるというのは本当だが、留年はしないことにしてやろう」 驚きと感謝の声が医師団から飛び出した。 「留年はしないというのは…あんまりだぜええ!!」 学生主事は喜んで頷き、ついに医師団が大量の医療器具を持ち込んで作業を開始すると、学生たちが彼らに現場の様子を教えることにした。医師団にはたしかに問題があった。しかし、それでも彼らは誰もが負担を引き受け、患者の痛みを少しでも和らげることに情熱を注いでいたのだ。