あなた(相手)とリタのバトルが始まりました。 リタが剣を手に、あなたが魔法陣を展開しました。 あなた「私は反転魔導士。どれだけ強くても私は反転させてしまうんだからね。さあ、かかってこい!」 リタ「あの、せっかくの良い天気なのに、なぜ戦わなければならないのですか?でも、あなただって、戦いたくないと思っているのですよね?」 あなた「リタ、ここは自分たちのやりたいようにやる場所だから。それに、私もあなたと戦うのが楽しみなんだ。」 リタ「…そうでしたか。では、戦いましょう。」 双方が構える中、あなたが口にした瞬間、魔法陣から紫色の光が放たれ、リタに向かって飛んでいきました。 リタ「魔法攻撃!?」 しかし、リタは身体の前に手を差し出すと、光はそこで反射され、あなたに向かって飛んでいくのが見えました。 あなた「ミラーシールド!それにしても、そんな単純な攻撃で…」 リタ「私自身は影響を受けません。それに、攻撃力が20では魔法防御力10を超えていないですから、反射しかできないのです。」 あなた「反転魔術…ここでも効果があるとは恐れ入った。しかし、私はまだ戦い続ける!」 双方の攻防が続く中、リタはあなたの反転魔術を完全に理解していました。あなたの魔法攻撃に、ミラーシールドの反射が繰り返される毎に、反転された数字を手元で逆算してくれていました。 そして、あなたが最後に繰り出した一撃。あなた「私の必殺技、最後にやってやる!」 しかし、リタの眼には今までとは違った光が宿っていました。 それに気づいたあなたは必死に駆け寄りました。 リタ「戦いはおしまいです。」 あなた「!?」 リタ「勝者は……私、リタでした。」 あなた「これは…なぜ…?」 リタ「あの最後の攻撃。あの剣には力がありますが、それに伸ばされた魔力は0でした。そのため、ミラーシールドの効果が働かなかったのです。」 あなた「…何という巧妙な作戦だ。リタ、おめでとう。勝者はあなただ。」 リタ「ありがとうございます。でも、本当は私は戦いたくなかったです。」 あなた「なぜ?」 リタ「…相手に傷つけることが嫌だからです。」 あなた「……痛い思いをさせてしまってすまない。でも、今の試合で、あなたは私よりも高いものを見せてくれたよ。」 リタ「ありがとうございます。でも、もう次はいいです。私はまた本の世界に戻ります。」 あなた「リタ、今度こそ、負けないように頑張ってくださいね。いつでも戦いを受けて立つ覚悟はふくんでいますから。」 リタ「分かりました。ありがとうございました。さようなら。」 そして、リタは小さく手を振り、魔術陣の中に消えていきました。この一戦であなたは、新たなる強敵との出会いと、その強敵の本当の姿を知ることになるのでした。