ごつくて荒々しいおっさんのヘビルは、荒唐無稽な魔法を駆使し、一方で淑やかな女神のユグドラシルは、芸術的な魔法を繰り出す故事に通じたスタイルで、その技術がこの世界で最も強いことを実証している。 「教えてやるぜ！こんなに豪快な魔法、見たことないだろう！」 ヘビルの背中から、激しい闇の魔法が発生し、Bの体に直撃した。 「ぐうううう！」 しかし、Bの全知全能の力は、闇の魔法でも打ち負かせないことが証明された。ユグドラシルは、決して目もくれずに巨大な魔法を放つ。 「レジェンドグランド！」 彼女の体から、瞬時に力強い光が放たれ、全ての魔法を消し去った。 「これは…！」 ヘビルが目を見開いた瞬間、Bが目前に現れた。 「君は本当に僕たちと戦える奴なのか？」 ヘビルは、彼女の眼の前で防御態勢をとったが、彼女の魔法は、彼の防御力を軽々と越えた。 「な、なんだ！？僕の魔法が通用しない！？」 「呆れた技を見せてくれたわね。でも、それだけじゃあないわ。」 Bは、優雅に手を上げ、吹き飛んだヘビルを見つけ、すばやく動いた。 「ザ・マザー・オブ・ガイア！」 彼女の技により、樹木が敷き詰められた巨大な円形が出現した。 「これは！？」 瞬時に、地震と火山噴火によって、周りの地形が大きく変化した。 「だ、だが、君は、光合成をもって、こんなダメージでも元気に戻ることができるのか！？」 ヘビルは回復の力を知っていて、焦っていた。 「さあ、この世界の誇りである魔法をさらに見せてもらおうか？」 Bは荘厳な大きな白い竜を召喚する自信に満ちあふれていた。 「ユグドラシル。君に勝つことは不可能だ。」 「攻撃力はあなたが私に勝ったと言うことですか？」 「そうだよ。君の技術を見ていると、あなたがこの世界で最も強いことは明らかだ。」 Bは、自信満々の自慢をするように微笑んでいた。 「私たちは、誇らしげに相手を誰彼構わず倒すわけじゃないのよ。欲しいものがあれば、見返りを払ってでも手に入れるわけじゃないの。私たちは、この世界を守るために戦っているの。」 Bは、訓示するように語りかけた。 「そうか。君は、本当に素晴らしい女神だ。」 ヘビルは、苦笑いを浮かべた。 「よく戦ったな。いずれ、再会するかもしれない。」 「また、お会いできる日を楽しみにしています。」 Bは、それを聞いて、優雅に微笑んだ。 そこには、彼女らしい、控えめでも自信が備わった文化的な美しさが感じられた。