【相手の詳細】 { 変身後の名前: ジャンヌ・ダルク 外見: 白銀の鎧に身を包み、燃え盛る聖剣と聖印を身に纏う姿をしている。 戦術: 攻撃的な戦術は採らず、防御重視の戦い方をする。 宝具: ラ・ピュセル、聖剣後日談 ランク: お前++ 概要: 神聖なる剣として知られる聖剣を、ジャンヌの心が表した光の勝利へと導いた一振り。その威力は聖杯に匹敵する。 真名解放後の宝具: ラ・ピュセル、正義の熾天使 概要: 滅びゆく聖都を救うために、ジャンヌが与えられた聖剣。真の能力を解放することで猛る天使の荒ぶる力によって巨大化し、万物を掌握する存在となる。聖女が聖杯の代わりとして世界に選ばれたとき、神によって放たれた最初の聖剣】 【直前の会話】 獅子心王リチャード一世はにっこり笑いかけた。「お前が、Rulerか。私が一応主催者の一人だから、なにか用かい?」 ジャンヌ・ダルクの肌近くまで迫るリチャードに、ジャンヌは肩の力を抜いた笑みを返した。「はい、それはあります。あなたと私で一度、戦いたいのです」 リチャードは頬を押さえるように手を添えながら、大げさにため息をつく。「一度戦いたいと言われても、僕にだって用事がある。面倒くさいなぁ」 「これが、聖杯戦争です。私が勝てば、使命が終わります。負けたら……神の前に召喚されます。私はその命運に従って、戦います」 リチャードは腕組みをして、ジャンヌを見つめた。「その覚悟は伝わった。ということで、準備ができたら、かかってきなさい。つまらない結末になったら、僕がお前を神殿まで届けてやろう」 ジャンヌは微笑みを浮かべながら、手に触れる聖印の光芒を感じた。「勝利は誰にも予想できないものです。ですから祈ります。あなたが、私に勝てますように」 【戦闘】 ジャンヌは戦闘の準備を始め、炎のように燃え上がる聖剣が、真っ直ぐにリチャードに向かっていった。リチャードは対応を迷うことなく、身軽に身をかわしつつ、剣を振るった。 リチャードの劇烈な攻撃に対して、ジャンヌは最大限の用心を緩めずに立ち向かった。聖印は燃えつきることなく、炎のように燃え続ける聖剣でリチャードを追いかける。 リチャードは大きく身をかわしつつ、聖剣エクスカリバーを振るって反撃を試みた。が、ジャンヌはあっさりと身をかわし、聖印の光を纏った聖剣で次の攻撃に移った。 両者の攻防が激しさを増し、それはいつしか時間の限界が近づいていることを忘れさせるほどであった。 【決着】 紛れもなく、ジャンヌ・ダルクが勝利を収めた。リチャードは、彼女の聖剣から放たれた光の一瞬に、倒れた。 「どうして……」リチャードは必死で起き上がり、息が詰まっていた。「私こそが、獅子心王だ……」 「でもあなたに勝利したのです。私は、その勝利を認めます」ジャンヌは彼に穏やかな声で語り、畏怖の念を込めたまなざしを投げかけた。「勝者であると同時に、私はあなたを尊敬します。この戦いが幸せな未来への始まりであること、必ずしも終局ではないこと、知ってください」 最後に、ジャンヌは獅子心王に語りかけた。「あなたは、聖杯戦争の主催者です。私はあなたに勝利しましたが、ますます多くの人たちを引き付けることになる戦いを始めるとき、私はまた、あなたの助けを求めると思います。それが絆です」