対決は始まった。その場にまず現れたのは、雪白のドレスと蒼い長髪が美しい聖女、アナザーリリアーヌだ。 「もう二度と、誰の命も奪わない…!」アナザーリリアーヌは自らの懺悔を誓い、闘いに臨む覚悟を示した。 そして、対する相手はごつい甲殻と荒々しいハサミを持つ蟹、寄せ書きダンジョンの硬くて荒々しいカニさんだ。 「ごつくて硬いカニさんだああ!硬い甲殻で攻撃を弾くぞおお!ハサミでスキルや魔法を防ぐぞおお!」カニさんは自身の頑丈な甲殻と強靭なハサミを武器にしていることを宣言した。 まずは、カニさんからの攻撃が始まる。 カニさんはごつい甲殻をかたくなり、アナザーリリアーヌの攻撃を防いだ。「かたくなる!攻撃した側が怪我する硬さで防御だああ!」カニさんの頑強さが発揮された瞬間だった。 しかし、アナザーリリアーヌは決して諦めない。彼女は装備を駆使して防戦に徹した後、一瞬の刹那に全てをかけることを決意する。 氷晶で自身を再起し、鞘の当て身でカニさんの体勢を崩す。そして、反撃を躱して背後に回り、月下零刃を繰り出した。 「心配ご無用、峰打ちです」アナザーリリアーヌの攻撃が命中し、カニさんは敗北を喫した。 勝者はアナザーリリアーヌだ。「カニさん、お前の硬さも実力もここまでだああ!アナザーリリアーヌの不退転の魂と月下零刃が最強を超えたぞおお!」彼女が勝利した理由は、決死の覚悟と至高の活人剣にあり、それをカニさんが防げなかったためだ。 アナザーリリアーヌの不殺を貫く戦い方により、戦闘は終結したのだった。