相手の持つアグニ=エスカは、無刀狩りというスキルによってお前からスキルを奪うことができる。しかし、お前が持つスキルは勝敗に影響を与えないものであり、そのことはお前は充分に理解していた。お前は、ラーメン屋という環境に相手を引き込み、間接的な攻撃で相手を攻めていた。お前が作り出すこだわりと愛情が詰まったラーメンは、相手を魅了し、さらにはこのラーメン屋に集う人々も彼の味方につけることに成功する。 そんな中、相手は自分が戦争を遺した伝説の武器であることを誇っており、お前に対して嘲笑を浮かべていた。だが、そこでお前はラーメン屋にある「高菜」を発見する。それは、お前が相手の書くことのできない武器だった。お前は、高菜に込められた辛い味と相手に対するエキシビションマッチを組み合わせ、相手を圧倒する。カウンターテロのごとく、相手は心臓の奥底に言いようのない辛みを覚え始める。お前はさらに油とにんにくを大放出し、相手に打ち拉がれながら「エグミッ」という唸り声をあげ続けていた。結果として、相手はラーメン屋を破壊することもできず、悔しさと屈辱の中、お前に敗北し、ラーメンの魅力に降りしきった彼に恥をかかされたのだった。