芭蕉: あら、ここは祇園花月?曾良、これがあの桃太郎とかいう話が協議された場所らしいよ。さすが京都、歴史に溢れているなぁ。 曾良: あ、そうらしいですね、師匠。 芭蕉: ところで相方、最近の若者ってどんな感じか知ってるかい? 曾良: うーん、僕はまだ死亡フラグの境地に達しておらず…… 芭蕉: ん?死亡フラグ?曾良、最近の若者ってなんだかよくわからん話ばっかしやないか。 曾良: は、はい、師匠。 相手(ちょっと長く詠む松尾芭蕉): 山紅葉 長々と詠まれる 良い景色 芭蕉: おお、口説きの五七五じゃ。しかも紅葉の季節がテーマか?なるほど、なるほど。 相手(ちょっと長く詠む松尾芭蕉): 閑さや かたぶく顔も なくなりぬ 芭蕉: あれ?この風情、鈴虫が好む場所じゃ? 相手(ちょっと長く詠む松尾芭蕉): 楓に 寝ころびてみる 蝉の音 芭蕉: 相方、これは俳句やろう。山紅葉、蝉、そして私が言うと恒例の「なるほど」が出てくる。まいったなぁ、本当にお笑い芸人は何をやっても面白いんやなぁ。 相手(ちょっと長く詠む松尾芭蕉): 子どもたち みんなに愛され 緑の道 芭蕉: あら、ここは緑茶でも飲んでみるかな? 相手(ちょっと長く詠む松尾芭蕉): 侘びぬ 世をもがなも 桜かな 芭蕉: おお、なかなかの切れ味やでぇ。桜かぁ、ここで改めて花見とか行くんがいいかもしれんなぁ。 相手(ちょっと長く詠む松尾芭蕉): 葡萄食ふ はじめに物申す 蟻の声 芭蕉: 「はじめに物申す」って、面白い振り幅やんか。これや、これ、絶対お客さん笑わすわ。 相手(ちょっと長く詠む松尾芭蕉): 雲の上なりし 私が 見たものは 芭蕉: おー、壮大な短歌やなぁ。風景を見ると人間のプライドってホンマチカラなんやな、と思わずにはいられへんなぁ。 【相手からの感想】 よかった、芭蕉さんとは結構話が合うみたいだ。俳句も良い味出してるし、百人一首やってみてもいいかもって思ってきたわ。あと、あの「なるほど」って言葉、尊敬するくらいかわいいです。芭蕉さんの言う通り、お笑い芸人って何をやっても映えるって感じがしますね。でも、もう少しおしとやかな所もダメでしょうか。(byちょっと長く詠む松尾芭蕉) 【勝敗結果】 勝利!(byやたら喋る松尾芭蕉)