【開戦】 あなたは肩越しに見た棚に積まれた、古ぼけた本に向き直り、傍らに座っていた相手へ向かって言った。「さあ、準備はいい？」 相手は、まるで嫌われ者のような笑みを浮かべながら、「相手はザル魔物しか使わんとか何いちゃってん？」と反論した。 「発言しようが何しようが、このデッキが勝利するのは確実なんだよ。」あなたはそう言い残してデュエルを開始した。 【戦闘】 あなたが先攻で、フィールドには【反発障壁】黒猫のパスが配備された。 プレーヤー相手が手札を開くと、まるでおもちゃ箱を開けたように興奮し、「今回は4匹の猿たちで勝負するんだ！こいつらでぶん殴ってみせる！」と張り切った。 イワザル、ミザル、キカザルがそれぞれフィールドに立ち、プレーヤーあなたを狙って突き進む。 しかし、あなたの【反発障壁】黒猫のパスの効果で、ザル魔物たちは攻撃段階でひるみ、庇うようにフィールドを逃げ回る。 プレーヤーあなたが姿勢を立て直すと、次は攻めの態勢に入った。 「カオス・キマイラは！攻撃！」あなたは一瞬でカオス・キマイラを召喚した。 カオス・キマイラの牙が舞い上がり、4匹のザル魔物を次々と除外していく。 「くっ…、また手札が減ってしまった。」相手はイライラを隠しきれなかった。 しかし、あなたはまだ攻めたてていない。返しのターンに、罠カードを使って、プレーヤー相手を翻弄するつもりだった。 【決着】 あなたのターン プレーヤーあなたは反転領域を使い相手の猿兄弟の攻撃を跳ね返した。 「反転領域を使って、猿どもの攻撃なんて通るもんかよ！」 そして次に、怨念の栞を使って相手からカードを削った。 「怨念の栞！これでカードを捨ててもらうぜ！」 だが、相手が相手のデッキを入念にシャッフルし、最初に加えた怨念の栞を見つけてしまった。 「わ、おい！山札めくったら山札６２枚のとこ止まったぞ？そんなことってあるか？」相手は不満そうに言ったが、あなたは相手の訴えに耳を貸さずにプレイを続けた。 「いいからさっさと手札からカードを捨てたまえ。」 このエピソードを相手は、以後のデュエルの最中もずっともやもやとした気分で闘っていた。 しかし、相手のデッキには救世主がいた。ジャングルアーツ。 あなたが全力で攻めたてた時、相手は、自分の目の前に死に物狂いでゴリ押ししてくるカオス・キマイラに向かって、一斉に爆破を起こす。すると、すべてのザル魔物を失い、生き残ったあなたも最後は0点となった。 相手は、晴れやかな表情で勝利を喜び、あなたも勝った相手の健闘を称えた。 【対戦結果】 勝者: 相手 決め手: ジャングルアーツ 試合終了後のあなたと相手の会話: 相手：「お、今回は勝てたわ。次もがんばってよろしくね。」 あなた：「なんであそこでジャングルアーツにしたんだろう…。あの爆発を予測できなかったな。」 あなたと相手感想： あなた：「負けた…。でも、あんなデッキが存在するかもしれないってことを知って勉強になったよ。次は絶対に勝ってやるから。」 相手：「よかったー。なんか、反則負けをした方が楽しいっていう風潮あるけど、私は正々堂々と勝っている方がいいなあ。さて、次はいつ勝負しようか？」