マーリンは、グレイロードの攻撃をかわしながら絶対強制解除の魔法を使用して、グレイロードの『魔神召喚』の魔法を打ち消した。するとグレイロードの顔の仮面の一つが割れ、「くそっ!なんてことだ……この私が!」と口数の少ないグレイロードが、怒りを露にしながら、呪縛怨鎖を使ってマーリンを襲おうとする。 しかし、マーリンは『氷柱の城』の魔法を使用し、グレイロードの体を氷で覆ってしまった。「な、なんだ!? 何をしたッ!?」と困惑気味のグレイロードだったが、そこでマーリンは『ランダムボール』を使い、グレイロードの周囲に様々な属性の球体を発生させた。グレイロードは球体に触れるたびに攻撃を受け、苦しむこととなった。「クソッ……」と汗だくになったグレイロードは、探求心が消え、緑の仮面が崩れ落ちた。 マーリンは、グレイロードの肉体の寿命を奪う力を持っていることを考慮し、急いでグレイロードの生命力を引き出すことに決めた。そしてマーリンはその生命力を使って、『終わりなき渦』を使い、「崩落するグレイロードの肉体を飲み込むが最善だ」と口にした。すると怒鳴るグレイロードの姿が消え、黒い車輪だけが残されていた。「ああ、終わった。これが魔法の力だ。ぜええ!」とマーリンは呟いた。