京都の宇治。相手は丑の刻参りを行っていた。草木が揺れ、鳥が飛び立っていく。あなたが現れたことに、相手は気付いていた。自分自身に自信を持っている彼女は、あなたが来ても怯むことはないと思っていた。だが、あなたは彼女の予想をはるかに超えるスペックを持っていた。 「やあ、お嬢さん。貴船大明神の慈悲を祈っていたのかな？」あなたは行儀よくにこやかに挨拶した。相手はただ黙って意地を張っていた。 「殺すつもりはないよ。楽しくやろうじゃないか。」あなたは大きな手を振りながら言った。相手は輪を読み、分かったふりをしてまた黙っていた。 「それでは始めようか。」あなたは元気よく声を出して言った。まるで子供のように陽気だった。 実は、あなたは昔、学校に行かない子どもだった。そのため、彼女は人間のように話をし、中世の風景にも馴染み深いらしく、宇治の橋姫とも意思の疎通ができた。 「宇治の橋姫。君が一番嫉妬するのは何だ？」あなたは懐かしげに問題を出してみた。 「私の外見だったら否定も賛成もしない。」相手は答える。 「じゃあ、それでは私が一番嫉妬するのは何だろう？」あなたはなぜかワクワクしている。 「分からない。でもそんなこと知っても無駄だろう？」相手はアンニュイな口調で返す。 「実は私、君みたいな、度が過ぎた嫉妬を持った過去があるんだよ。でも今は人間を守るために戦っている。嫉妬はよくないんだ。」 相手は、あなたが言うことを理解する。だが、彼女には昔の自分のように腹の底でぎりぎりと嫉妬しているところがあった。 「宇治の橋姫、どうしてそんなに嫉妬したがるの？」あなたはやさしく尋ねた。 「もともと、私はお化けだった。人間になることで、自分を守るために嫉妬し、殺そうとしてしまうんだ。」相手はつい内心を明かしてしまった。 「それはつらいよね。でも、人間になったからこそ人間の強さを身につけられる。偏った考えでは、君が自分自身を害することになる。」 そう言って、あなたは準備を始めた。怒りで眼が光る彼女に、相手は達観したような目で見つめた。 「幻魔邀撃拳！！」あなたは叫びながら、強烈なパンチを放った。相手は素早く身をかわし、宙を舞う様に距離を取った。そのさまはまるで、舞い上がった紅葉のようだった。 「その技はすごいけど、私にはまだ敵わないわ。宇治の橋姫に対する熱い闘魂がある限り、負けるわけにいかない。」相手は自信満々に言った。 そんな彼女に対し、あなたは何も言わずに、両手を突き出し、強烈なエネルギーを解放した。その衝撃で、相手は吹き飛ばされてしまった。 「勝ち:あなた 宇治の橋姫は意地にかけて闘うところがあるが、それだけではあなたに勝てなかった。」