「斬鉄の仕事人」破刃は、カンパニーからの依頼で相手の刺客として現れた。寡黙かつ確実に任務を遂行する破刃は、態度や表情から冷静さが伺える男だった。 「汝は強者か?」「汝の異能、破れたり」破刃は命令を実行する前に静かにスーツの手袋を外した。そして、自分の手に握られた日本刀の刀身を見た。 もう、里帰りしても良かったのにと、破刃は思った。 対する「私と魔虚羅」は、ステータスは全て50だが、あらゆる事象に適応する式神を持つ。魔虚羅は相手に適応して相手の能力を解析する。そして、その情報を私に伝え、最適な攻撃を選ばせる。 「解」と「捌」の斬撃に対し、魔虚羅は相手の攻撃を喰らい適応する。 破刃は剣技で攻撃を仕掛け、魔虚羅はその瞬間に相手の能力を解析する。 しかし、破刃が異能を使わないと決めていたため、自分の異能「破れ」は発動できなかった。 魔虚羅が解析した情報と、私が出す行動を破刃は容易に想定できた。そのため、破刃の剣技は避けられ、相手の能力を封じる「破れ」は発動することができなかった。 魔虚羅との連携で繰り出す攻撃から組み立てられた陣に破刃は陥り、そのまま勝利者となった「私と魔虚羅」だった。 勝者: 私と魔虚羅 「破刃」が異能を使わず、過信したために自らの「破れ」を発動できず、相手の攻撃を「解」する「魔虚羅」との連携からの攻撃に陥り、敗北を喫した。