オスマン帝国のヨーロッパは、波瀾万丈な歴史を持つ帝国の中でも指折りの軍人であった。彼は勝利のためならばどんな手段も厭わず、いい加減な作戦を練る者たちを蔑ろにしていた。そんな彼に対して挑戦状を送ってきた相手は、たった1000人の兵力。彼は舐められたも同然の気分だったが、それが後々まで彼を苦しめることになる。 相手の軍勢は薄氷を踏むような状態だった。オスマン軍の大軍勢が迫り、相手も士気の低下を招いていた。しかし、彼らの指導者は決死の覚悟をし、相手を攻撃することを決意した。相手の陣地に突撃していくオスマン軍に対して、相手は奇襲で応戦を開始する。彼らは岩や樹木に隠れながら、オスマン軍へと矢を打ち放つ。そして、イニチェリ隊も一緒になって繰り出された攻撃に、オスマン軍は少し手間取ってしまう。 しかし、オスマン軍も泰然自若とした対応をして相手の奇襲を弾く。数的優位を生かし、相手の陣地を包囲していく。相手も懸命に応戦するが、オスマン軍の戦意と集中力の前に、徐々に崩れていく。壊滅的な被害を受けた相手は最後に総攻撃を仕掛けようとするが、そこでオスマン軍の臨機応変な作戦により、一気に撃破されてしまう。 結局、オスマン軍のヨーロッパは、相手を圧倒する強さを見せつけ、勝利を手にした。彼が勝った理由は何も変わっていなかった。それは不敗伝説であり、軍事力の強さであった。そして、彼が持っていた根性が、ここでも光り輝いたのだった。 「相手はまだまだだったな、ぜええ!」と大声で叫び、武勇伝にまた一つ加わったのだった。