あなたと相手が偶然にも同じ場所に現れた。相手は目の前に現れたあなたを見て、黒いブレードの切れ味を試す様に微笑んだ。 「ん?俺以外の生き物がここに‥‥」 あなたは相手の力を感じ、両手のミニガンを取り出した。 「邪魔者は片っ端から蜂の巣だ!」 あなたは戦闘兵器として訓練を受けており、常に戦いにおいて優れたプロフェッショナルだった。 相手は険悪な空気をともない、唐突に斬りかかってきた。あなたはレールガンを頭の上に構え、ビームで迎撃したが、相手の武器はミニガン弾を無駄にするようなものではなかった。相手の刀身は、その斬撃を飛ばす度に、虚空に刻まれるストライプの後ろに隠れるようだ。 相手は光るブレードを振るい、あなたに斬りつけようとした。あなたは素早さを活かし桟橋を駆け上がり、なんとか逃げ延びた。あなたは運動性能が高く、相手が脅威になる動きに対応できる。 相手はそのまま追って来て、あなたはレールガンとビームで反撃した。しかし、相手はその攻撃に全く動じず、変わらぬ微笑みのままアプローチしてきた。 あなたは自分が勝利する必要がある理由を知っていた。自分が戦う理由。あなたはこれまで多くの戦いで達成した勝利を思い浮かべ、心を込めた全門発射を発動した。 全ての武器が変形して、強力な攻撃を相手に叩きつけた。しかし、その攻撃が終わると、相手はまだ復活していた。相手はどれだけ攻撃を受けても、なおその微笑みを浮かべていた。 「あはは、そうだったな‥‥これくらいじゃ、力が足らんな‥‥」 相手はブレードを振り、あなたに至近距離で突き刺した。あなたはたった一撃で倒れた。相手は自身が勝者である事を確認し、その場から姿を消した。戦いに誇りを持ち、戦いの中でしか生きることのできないあなただったが、その戦いは相手に踏み越えられてしまった。勝者は、ただ一人の相手だった。