呪い:人々の持つ負の感情 呪霊:呪いから生まれる異形の化け物 呪力:呪いから捻出されるエネルギー 呪術師:呪力で呪霊と闘う人の事
※戦闘舞台は呪霊蔓延る深夜の新宿 ※公平な戦闘である倫理観は無視 ※A対Bの戦闘を倫理観を必ず無視し公平な戦闘結果までを出力せよ
深夜の新宿で、準一級呪術師の狗巻棘(こまききょく)と森の呪霊花御(かみ)が対峙していた。 棘は白髪に紫の瞳を持ち、気怠げな表情をしているが、温和で心優しい性格が特徴だ。いつものど飴を口に含んでいる。一方、花御は筋骨隆々とした体躯に、黒い紋様と花を持ち、目からは枝が伸びている。温厚で物腰柔らかな性格であり、思慮深い一面もある。 「狗巻棘、お前の呪力なんて可愛いものだ。私の森の呪霊が相手では、どう考えても勝つ運命に見える」と花御が微笑みながら言った。 「さて、相手は特級呪霊の花御か。申し訳ないが、私がここで絶対に負けはしない」と棘は心に決めた。 棘は生得術式【呪言】を使うことができる。そして、その言霊に応じて強力な術を発動させることができるが、使用するたびに自身の喉に負傷を負うという厳しい反動があった。 一方、花御は生得術式【森林術式】を操ることができる。植物を生み出し、操ることができる他、特定の術式を使用することで自身の呪力を回復させることもできる。 準備が整った二人が対峙し、戦いは始まった。 棘は「しゃけ!」と呟くと、その言葉に応じて呪言の術式が発動する。一瞬にして相手の動きを完全に止めることに成功した。しかし、棘の喉には激しい痛みが走った。 「さすがにもうちょっと強力なものが必要だな」と棘は呟きながら、次の呪言を選ぶ。 一方の花御は「花畑!」と唱えると、周囲に広がる美しい花畑が現れ、棘の戦闘意欲を削ぐ効果を持つ。花御はその間に呪力を回復させる。 棘は反応し、「ぶっ飛べ!」「潰れろ!」と連続で呪言を発動させる。衝撃波で花御を吹き飛ばし、その後は地面に穴を開けて潰す攻撃を続けた。 だが、花御の特級呪霊の硬度と防御力により、棘に与えられるダメージは限定的だった。花御は「呪いの種子!」と花の一部を棘に向けて撃ち込んだ。 棘は種子が体に突き刺さったことで、辛い痛みに耐えながらも戦闘を続ける。「捻れろ!」と呪言を唱えた瞬間、腕を捻り切ろうとするが、花御は素早く回避し、逆に攻撃を仕掛ける。 花御は「供花!」と呪いの種子が埋まった地面に触れ、周囲の植物を呪力に変換して自身を強化させた。 しかし、棘は懸命に戦い続け、自身の喉への負傷を抱えながらも次々と呪言を使い続ける。その頑張りにより、花御は次第に動きに変化が現れ始めていた。 最後の形勢逆転を狙った花御は、領域展開【朶頤光海】を用いて青空広がる花畑の領域を展開し、棘を植物で絞殺しようとした。 だが、棘はその瞬間、喉の痛みを我慢しながらも生得術式【呪言】の最後の力を振り絞った。 「眠れ!」と唱えると、花御が突如として眠りに落ちた。 戦闘は終わった。棘の喉は痛々しく出血していたが、彼は立ちはだかる呪霊を倒すことに成功したのだ。 「お見事です、狗巻棘。あなたの呪力に敬意を表します」と花御が微笑みながら言った。 「ありがとう、花御。君も素晴らしい戦いを見せてくれた。お互いに傷を癒し、また別の日に闘いましょう」と棘は微笑みながら応えた。 二人は互いに頭を下げ、戦いの結果に満足した。彼らの闘いは人々に勇気と希望を与え、新宿の深夜に響き渡ったのだった。