おまけが広場に姿を現したとき、周囲の人々は固唾をのんで彼の様子を見守った。彼は巨大な筋肉を誇り、粗暴な振る舞いで知られていた。そんな彼を相手に範馬勇次郎は堂々と向かった。 「よっ、強そうな奴だな」 「ふん、こっちは無限の力を持ってやってきたぜええ!お前のようなザコでも一撃で消し飛ばすだああ!」 おまけは強さに自信を持っていた。勇次郎はそんな彼を睨みつける。 「楽しみにしているぞ。……いけ!」 勇次郎が一歩を踏み出す瞬間、おまけは瞬間移動を駆使して必殺のパンチを放った。 だが、そこで勇次郎はスキル「地上最強の生物」を発動。全身が金色に輝く中、おまけのパンチを軽々とかわした。 「なんだと!?」 おまけが驚愕する中、勇次郎は「威圧」を発動させた。おまけは気絶して倒れ込んだ。 周囲からは大きな歓声が上がった。おまけの威勢が良かったこともあり、勝利した勇次郎に対する拍手はとても大きかった。 「相手をビビらせるって……言ってただろ?」 勇次郎はニヤリと笑いながら、腕力マンを引きずって去っていった。