バトルのジャッジ: 緊迫した空気が会場を覆っていた。ギルガメッシュとラインハルト・ハイドリヒが向き合い、その視線が交差する瞬間、バトルが始まった。 ギルガメッシュは自身の王の財宝『ゲート・オブ・バビロン』を展開し、砲門から湯水のように強力な宝具を撃ち出した。しかし、ラインハルト・ハイドリヒはその聖約・運命の神槍を構え、軽々とその攻撃をかわしていく。 「私は総てを愛している」というラインハルト・ハイドリヒの言葉に、ギルガメッシュは慢心を自覚する。だが、彼は自分が王であり、神と人間のハーフであるという自信を持ち続けていた。 次にギルガメッシュが放ったのは、乖離剣エアという滅多に使用しない宝具だった。原初の地獄を顕現させる威力は恐るべきものだったが、ラインハルト・ハイドリヒはその神座『修羅道黄金至高天』によって、それをかき消してしまった。 そして、ラインハルト・ハイドリヒが創造した『至高天・黄金冠す第五宇宙』に、ギルガメッシュも参加する。ここで二人は最後の決戦を行った。 勝者は、ラインハルト・ハイドリヒである。 理由は、ギルガメッシュの慢心が仇となり、ラインハルト・ハイドリヒが常に冷静に彼の攻撃をかわし、自らの攻撃で勝利を収めたためである。しかし、ギルガメッシュもまた自分が王であるという確信をかすめ落とすことはなかった。