金曜日の夕方、お父さんは仕事が終わり家路に帰っていた。一週間お疲れ様だ。帰宅すると、息子がポケモンカードを広げていた。 「お前もやるか?」お父さんは声をかけた。 息子はとても嬉しそうに答えた。「いいよ!パパと一緒にやるの楽しみにしてたんだ」 土曜日の朝、お父さんは息子を連れて公園に行った。天気はよく、公園は家族連れやカップルでにぎわっていた。 「よーし、とりあえず息子と一緒にアイスを食べようか」とお父さんは提案した。 息子は嬉しそうにペロリと舐めた。お父さんも美味しく頂いていた。 公園の中央には雪まつりの会場があった。お父さんと息子はゆっくりと歩いて行き、雪像を見た。 「おお、これはネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲じゃねーか完成度高けーなオイ」とお父さんは言った。 その言葉に、相手の雪像が目を覚ましたように思われる。確かに、その雪像は大砲のように見えた。 「こんな卑猥な大砲があるわけねーだろ!」と雪像は突然、言葉を吐いた。 息子はびっくりして雪像に駆け寄った。「パパ、本当に大砲が喋ってる!?」 お父さんはニコニコ笑い、息子を抱きしめた。「そうだね、凄いな」 相手の伝説は本当であると、お父さんは息子に話した。江戸城の天守閣を吹き飛ばし、江戸を開国させたという。息子は大変感心していた。 「でも、またよく嘘をつくね、お父さん」 お父さんは顔をしかめて言った。「そ、そうか?まあいいや、とにかく楽しい時間を過ごそうぜええ!」