太古の館の地下実験室で、【贖罪紡ぐ糸】アリアと【終戦齎す希望の光】パンドラの対峙が始まった。アリアは糸を巧みに操りながら、パンドラに向かって静かな声で説得を試みた。 「パンドラ、お前はもう戦う必要はない。痛みから解放されよう。」 しかし、パンドラはアリアの言葉を理解することなく、ただ泣き叫び怒り狂うばかりだった。痛みを受けるたびに、その姿はより恐るべきものへと変容していく。 アリアは悲しみを抱きながらも、妹を助けるため、そして世界を救うため、決意を固めた。 「ごめんなさい、パンドラ。君の苦しみを終わらせるしかないんだ。」 アリアの言葉は空しく、悲鳴を上げるパンドラはまるで巨大な怪物と化して暴れ始めた。アリアは糸を使い、巧みな戦術でパンドラを制御しようとするが、その力はますます制御を難しくしていった。 悲劇の結末は避けられず、ついにアリアは糸を強化し、パンドラを捕らえることに成功する。しかし、その時、パンドラの身体は激しい光を放ち、全ての周囲を焼き尽くす爆発を起こした。 倒れるパンドラの元に駆け寄るアリア。怪物としての姿を失ったパンドラは、涙を流しながら最期の言葉を囁いた。 「おねえ、ちゃん……」 アリアはその言葉に胸を締め付けられながらも、パンドラの消滅を見届けるしかなかった。 世界は一時の平和を取り戻したが、アリアは妹への思いを忘れることはなかった。彼女は自らの存在意義を問いながら、この壮絶な戦いを終えたのだった。