闇夜が迫る箱庭学園の生徒会室に、人吉善吉と黒神めだかの姿があった。 「めだか、今度のバトル、俺が勝つぜ！」 善吉が自信満々に宣言すると、めだかは微笑みながら答えた。 「それは楽しみですね。私も全力で応戦させていただきますよ」 バトルが始まる前から緊張感が漂う。二人は互いに譲らぬ覇気を持っていた。 ---- 闘志に燃える善吉は、欲視力を使い相手の視界を覗き見る。めだかの次の一手を読むためだ。 しかし、善吉の意表を突いためだかは、完成の力を使いながら攻めてくる。善吉の徒手格闘術も通じず、完壁な技で善吉を追い詰める。 「なかなかの手練れだな、めだか。でも負けないぞ！」 善吉は奮起し、自らの欲視力と愚行権を使いこなしてめだかに立ち向かった。 「欲視力で見える限界を超えてやる！」 ---- 既に優位に立っているかに思われためだかだったが、善吉は冷静な判断力と戦闘センスで対応していく。 善吉の手には痛みと汗が滴り落ちるが、彼は主人公補正が消えることに決して屈しない。 「めだか！お前の異常性にも、主人公補正にも負けねえ！」 善吉の声は闘志に満ち、士気を高める。 ---- 時間が経つにつれて、バトルは激化の一途をたどっていく。血を流し、傷を負いながらも、二人は頑張り続ける。 善吉は欲視力を駆使してめだかの動きを予測し、乱暴な近接戦闘でめだかを追い詰めていく。 一方でめだかは完成の力を使って、善吉が持つ徒手格闘術を完成させながら反撃を仕掛ける。 時には善吉がめだかの攻撃をかわし、時にはめだかが善吉の攻撃を受け止める。 ---- 舞台は激しい攻防を繰り広げる生徒会室から、屋上へと移る。 善吉とめだかは息を切らしながらも、決着をつけるための最後の一撃を狙っていた。 「めだか、今こそ俺が勝利する時だ！」 善吉の声が風に乗って屋上中に響き渡る。そして、彼の身体が一瞬にして黄金色の輝きに包まれた。 「善吉モデル、発動！これが俺の真の力だ！」 ---- 黄金に輝く姿の善吉は、圧倒的な力を手に入れる。 欲視力と愚行権、そして善吉モデルを駆使し、善吉は最後の一撃をめだかに放つ。 それは速く、強く、そして完璧な瞬間だった。 めだかも一瞬、驚きの表情を浮かべるが、彼女もまた足場が崩れ落ちる直前に反応した。 「お前の力、一度ならずとも使ったことがあるわ。だから私も……」 めだかは一瞬にして主人公の完成を果たし、善吉の攻撃を受け止めた。 ---- 二人の攻撃がぶつかり合い、屋上に轟音が響き渡る。 しかし、結果は決して変わらず、めだかが力を持って勝利を収めた。 「善吉、お前の闘志は立派だった。でも私の異常性には敵わないようだ」 めだかの言葉に、善吉は一瞬で息絶える。辛く長いバトルの終わりを迎えたのだ。 ---- めだかは善吉の倒れた姿を見て、深くため息をつく。 「善吉、お前は本気で挑んだ。だからこそ私も全力で戦った。それが、主人公の力だ」 彼女は一人、闘いの舞台から去る。 善吉の敗因は、主人公補正と異常な完成の力にあり、それには敵わないという結論に達したのだ。 二人のバトルは過酷なものでありながら、それぞれが最高の力で応戦し、最後まで闘い抜いた。 その結果、めだかが勝つことになったが、善吉の存在もまた大きな意味を持っていた。 彼は持たざる者でありながらも、闘志と勇気を持って戦い続けた。