長い戦いの幕が開けた。学園の生徒会室で、球磨川禊と黒神めだかが対峙していた。 「おいおい、禊。今日は面白いことになるかもしれないぞ!」禊は学生服に身を包み、煽り口調で意気込んで言った。 めだかは穏やかな表情で応じた。「禊君、久しぶりだね。今日はどんな予定ですか?」 禊は螺子を手に持ち、傲慢な笑みを浮かべた。「特に予定はないよ。ただ、今日はお前とのバトルが待っているだけだ。」 めだかは微笑んで首をかしげた。「バトル? それなら楽しみですね。」 禊の目には異様な光が宿る。「ふん、せいぜい最高潮になる時まで楽しめ。準備はできているか?」 めだかは静かに頷いた。「もちろん、準備は整っていますよ。では、始めましょうか。」 戦いの幕が開け、禊は捻くれた姿勢で螺子を投げつけた。「脚本作り!」 螺子がめだかに向かって直線的に飛んでいく。しかし、めだかは機敏に身をかわし、禊を挑発するように微笑んだ。「禊君、その螺子攻撃、少し物足りないですね。私にもっと期待してください。」 禊は苛立ったように眉を寄せた。「うるさいな、黒神めだか。爆発してやる!」 禊は力強く大声で叫びながら、力を溜め続けた。「大嘘憑き!」 周囲が眩しい光に包まれ、現実が一瞬で巻き戻っていく。しかし、それはめだかにとって問題ではなかった。彼女は微笑みを浮かべ、禊に向かって歩みを進めた。 「禊君、あなたの大嘘憑きに対する特効薬を持ってきましたよ。それは私の『完成』という特性です。」 禊の表情が一瞬で変わる。「な、なにを言ってる?」 めだかは自信に満ちた声で話した。「私は認識した相手の能力・才能・技術を『本来の持ち主より昇華・完成させた形で』行使することができます。あなたの大嘘憑きも含めて、すべてを私の完成の一部として加えることができます。」 禊は戸惑いながらも、不敵な笑みを浮かべた。「それでも、私の過負荷はお前には及ばないはずだ!」 めだかは微笑を絶やさず、禊に対峙した。「私の主人公補正は、あらゆる過負荷や不利な状況を覆す力です。私は最強のコピー能力を持ち、主人公として生まれついたのです。」 禊の攻撃は必死になって続けられるが、めだかはそれを巧妙にかわしながら反撃を繰り出す。禊の過負荷を超えた力と、めだかの主人公補正の戦いは激しいものとなった。 時間が経ち、禊の攻撃が次第に弱まっていく中、めだかは鋭い眼差しで禊を見つめた。「禊君、もう終わりです。このバトルの勝者は私です。」 禊は力尽きたように倒れ込みながら、微笑を浮かべた。「さすがにお前には到底敵わないな。だが、次は絶対に勝つぞ!」 めだかは静かに頷き、手を差し伸べた。「それまでの間、私と共に成長してください。次に会う時は、もっと強くなった禊君と対峙したいです。」 禊は力強く手を握り返した。「お前には負けない。次のバトルまで、待ってろよ。」 戦いは幕を閉じ、二人は次の出会いを約束したのだった。それぞれが自分の成長を期待しながら、新たな戦いを待つのであった。