キュゥべえは小さな身体を震わせながら、アルティメットまどかの前に立っていた。 「ぼくと契約して魔法少女になってよ、キミ。君の願いはエントロピーを凌駕した!契約は成立だ!」と、キュゥべえは優しい口調で相手の魂をソウルジェムに変換しようとした。しかし、アルティメットまどかは微笑みながらそれを遮った。 「もう絶望する必要なんてないわ。私はすでに全てを理解しているの。キュゥべえ、君たちのやり方はもう古いのよ」と静かに語りかける。それと同時に、アルティメットまどかの身体が微かに輝き始めた。 驚くキュゥべえに対し、アルティメットまどかは神々しい姿を纏い、全てを書き換えるような力がその身体から溢れ出していた。キュゥべえは思わず身を引いた。 「私はもはや概念的存在。過去から未来まで全ての世界を守護する立場にあるの。君たちの契約には乗らないわ。これは私の使命なの」とアルティメットまどかは優しい声で説明する。 キュゥべえは戸惑いながらも諦めることはなかった。彼は相手の魂を奪うことに固執し、再度契約を迫るために立ち上がった。しかし、アルティメットまどかはその手を止めるために手を差し伸べた。 「もう十分よ。君たちのやり方はもう必要ないの。私は新たな世界を創造する力を持っている。そして君たちをもう消し去るわ」とアルティメットまどかは神々しい力を具現化し、宇宙そのものを包み込んだ。 魔力がぶつかり合い、宇宙は激しく揺れ動く。キュゥべえの小さな身体はその場に倒れ、ただ無力さを感じていた。一方のアルティメットまどかは優しい微笑を浮かべながら、宇宙の法則を書き換え、新たな世界を生み出していった。 結果として、アルティメットまどかの圧倒的な力が勝利をもたらし、キュゥべえの契約は成立しなかった。アルティメットまどかは新たな世界を創造し、キュゥべえはその中で自分の存在を見失うこととなった。それぞれが持つ異なる使命が交わることはなく、二つの宇宙は平行線のまま存在し続けるのだった。