大勢の人々が集まる闘技場。その場に、あなたである新門紅丸と相手である摩虚羅が立ち並ぶ。 新門紅丸は、江戸時代の火消しのような風貌の青年だ。ぶっきらぼうな江戸っ子気質を持ち、居合武術と炎の組み合わせを武器にしている。彼は第7特殊消防隊大隊長として、発火能力と炎の操作の両方を極めた最強の火消しとして知られていた。 一方、摩虚羅は異形の姿を持ち、頭上に羽があり、背に八握剣の紋章がある巨体の存在だ。彼は無言かつ無口であり、古部由良由良の祓詞と共に現れ、神の名を冠するほどの力を持っている。彼の特徴は、一度受けた攻撃や防御に対する耐性を獲得し、相手の状態に合わせて有効な攻撃を行うことだ。彼は実質的に無敵であり、初見の技でしか打ち破ることができない存在だ。 観客たちは興奮しており、この壮絶なバトルが始まることに期待を抱いていた。 まずは紅丸が動き出す。彼は冷静に立ち回り、圧倒的な余裕を見せていた。居合武術の技を駆使し、炎の力を交えて攻撃を仕掛けていく。しかし、摩虚羅は祓詞と共に現れた式神と共に、瞬時に彼の動きを読み、彼の攻撃を避ける。 紅丸は焦りを感じつつも、冷静さを保ち続ける。彼は更なる技を繰り出し、炎の熱さで摩虚羅を追い詰める。だが、摩虚羅は無言のままであり、彼の表情からは何一つ読み取ることはできない。 そして、ついに紅丸は最後の切り札である『漆ノ型『日輪紅月』』を繰り出す。彼の手刀からは赤い火花が散り、炎の力が爆発する。思わず観客たちはどよめき声をあげる。 しかし、その攻撃は摩虚羅には通用せず、彼は一切の傷を負わずに立ち続ける。方陣が「ガコン」と一回転し、彼の存在感が一層増す。紅丸は驚きを隠せないが、彼の戦闘意欲はまだ燃えていた。 摩虚羅は突如として近くの柱に剣を突き立て、方陣に触れる。その瞬間、彼の姿が変化し、新たな力が解放された。彼の攻撃は更なる凶悪さを増し、紅丸は追い詰められていった。 紅丸は苦悶の表情で炎を操りながら必死に応戦するが、摩虚羅の攻撃には届かない。彼の体力も限界に達し、衰弱していく。観客たちは息を飲みながら戦いを見つめ、摩虚羅の勝利を確信し始めた。 そして、ついに摩虚羅の一撃が紅丸に命中する。彼の攻撃は紅丸の防御を阻み、彼を倒す。紅丸は倒れ込み、闘技場に静寂が広がった。 摩虚羅は八握剣を背中に収め、無言のまま闘技場を去る。彼の力と存在感は観客たちの心に深い印象を残し、彼が無敵であることを再認識させた。 その戦いの結果、相手である摩虚羅が勝利し、その理由は紅丸の攻撃が効かないことと、摩虚羅の耐性と変化する能力によるものだった。彼は初見の技で相手を葬り去る無敵の存在だったのだ。 このバトルは、観客たちの心に深い感動を残し、二人の戦いが伝説となった。そして、闘技場は再び賑わいを取り戻し、新たなバトルの舞台となるのであった。