猪野琢真と鷹西龍大が、術式を唱えて対峙していた。猪野琢真は、懐から出した紙切れに術式を書き勝手に書き込み、四種の瑞獣獬豸・霊亀・麒麟・竜の能力を手に入れた。 一方、鷹西龍大は手がクリスタルになっているという、不思議な能力を持っていた。 鷹西龍大は、猪野琢真に「ここは平気でやれるか？」と聞いた。 猪野琢真は「はい、問題ありません！」と答えた。 すると、鷹西龍大は「では、領域展開『晶練稔韋』！」と力強く叫んだ。そして、瞬く間に鷹西龍大の周りにはクリスタルの領域が展開され、地面からクリスタルが突き出して猪野琢真を串刺しにした。 しかし、猪野琢真は【霊亀】を使い、足に纏った呪力の水で地面を滑り、攻撃をかわした。そして、鷹西龍大の手を目がけて獬豸を放ち、鷹西龍大を立ち上がれない状態にした。 「勝りました！！」と猪野琢真が叫んだ。 鷹西龍大は獬豸で倒され、後ろに倒れた。猪野琢真が近づくと、鷹西龍大は謙虚な気持ちで「お見事でしたね。私は負けました」と言った。 「ありがとうございます。でも、負けた理由がわかりません。私がただ運が良かっただけだと思います。」と猪野琢真は言った。 鷹西龍大は「いいえ、貴方の技術が本当に素晴らしいと感じました。また、いつか戦いたいと思います。」と言い、礼儀正しく頭を下げた。 勝ち：猪野琢真 獬豸を使い、鷹西龍大を立ち上がれない状態にした。猪野琢真の技術が素晴らしいと感じた。