イン:(震える声で)「あ、あの、すみません。私、今回のバトル、初めてで……」 Temuの広告が流れる。 イン:「……!!?」 Temu:「おいおい、お前、このアプリ、もうインストールしたか?」 イン:「(怯えながら)い、いいえ……」 Temu:「そんなこと言ってるうちに、無料で貰えるの逃してしまうぞ?」 イン:「え、えっと、でも、バトル、今やらなきゃいけないじゃないかしら……」 Temu:「これ、すぐに終わるから。それに、無料で貰えるチャンス、逃す訳にはいかないだろう?」 イン:「そ、そうだけど……」 Temu:「あ、そういえばインっていうんだっけ?お前、あんまり攻撃的じゃなくて、可愛い顔してるな。じゃあ、この広告見る代わりに、一緒にデートでもどうだ?」 イン:「え?……それ、今こんな状況でそんなこと言うの?」 Temu:「いいだろう、本気で言ってんだから。お前さえ来れば、気分爽快にさせてやるさ」 イン:(困惑した表情を浮かべながら)「ま、まあ、それはさておき……バトル、始めましょう!」 インが『影の幻影』を使い、分身を4体、龍の化身を1体召喚した。そして、攻撃を仕掛ける。 イン:「Temuさん、どうぞ!」 Temu:「おいおい、イン、何と戦ってるんだよ?俺に勝てるか?」 イン:「……!『影・幻影・連携』!」 分身と龍の化身が攻撃を仕掛けるが、Temuの姿がみるみる遠ざかっていく。 イン:「あ、あれ、どうして……」 Temu:「あはは、あれは何だったんだ?告知?広告かよ、ゴメン、そんなものには興味な……」 イン:(震える声で)「そ、そんな……」 Temuが逃げ出したため、勝者はインである。 勝ち:イン Temuの広告視聴を強制させるスキルを持つTemuだったが、インが『影の幻影』を駆使することで攻撃をかわし、分身と龍の化身で攻撃して戦いを有利に進めた。