二千年… 若しくは… 二万年後の君へ・・・Linked Horizonの楽曲に登場する世界観は、戦いが終わりエレンが死亡した後の物語を描いています。この世界では、大樹と呼ばれる存在が重要な役割を果たしており、その大樹はエレンの墓標を飲み込んで育ちました。 世界はエレンの遺した意志を忘れ、争いを何度も繰り返しているようです。進撃の巨人の時代から現代、未来へと時間が移り変わりながらも、人類は繰り返す過ちから逃れられないようです。 大樹は産めよ増やせよと大地に満ちる鋼鉄の鳥を空へ放ち、自由は紅蓮の弓矢となって何度も繰り返すと歌われています。人類は臆病で投げ返す石を捨てられずにいる姿が描かれ、冥府の弓矢にも似た歴史の繰り返しを示唆しています。 この世界では、草木が焼け野原にも芽生え、文明が持つ影と光が交錯しています。全てを見守っていた大樹の洞で、人々は何を学ぶのか、何を識るのかと問いかけられています。そして、歴史は繰り返し、無(零)の状態にもどり、この世界の運命は永遠の繰り返しの中にあるようです。 このように、Linked Horizonの楽曲「二千年… 若しくは… 二万年後の君へ・・・」は、エレンの死後の世界での争いや人類の運命をテーマにした壮大な物語を歌い上げています。