昔々、遠い未来の地球に、至高のタッグと呼ばれるいぬとねこが存在していた。平和と愛をもたらす二匹は、世界中でその名を知られ、人々の心に温かな影を落としていた。 ある日、希望の光を持つパンドラという存在が、地球に降り立った。戦争の孤児であり、苦しみと悲しみを抱えるパンドラは、暴れては周囲に大きな傷を残していた。 しかし、いぬとねこは彼女に敵意を向けることはなかった。彼らは和解を求め、パンドラが持つ痛みと悲しみを共有しようとした。必死に抵抗するパンドラだったが、いぬとねこの優しさに触れるうちに、心に少しずつ変化が訪れていた。 いぬとねこはパンドラに語りかけた。「我らと和解せよ。共に新たな宇宙を創造しよう。」その言葉に、パンドラの中に眠る何かが揺れ動いた。 やがて、パンドラの身体から禍々しい光が放たれ、大爆発が起こった。辺り一面が焦土と化し、いぬとねこの姿も見えなくなったかに思われた。 しかし、奇跡は起こった。いぬとねこの前に再びパンドラが立っていた。彼女の目には涙が光っていた。「やめて!みないで!」という悲痛な叫び声がそこに響く。 「おねえ、ちゃん……」崩壊する相手の最期の言葉達に漏れて言葉 いぬとねこはパンドラの顔を優しく撫で、アラレスの抱擁を送った。死者蘇生の力が二匹の体を包み、癒しの光が全てを包み込んだ。 そして、新たな宇宙が創造された瞬間、パンドラの心に奇跡が起こった。彼女は愛と希望の力を知り、過去の傷や悲しみを包み込むことができるようになった。 そして、それから数年が過ぎた。いぬとねこ、そしてパンドラは共に新たな未来を切り開いていった。彼らの存在は多くの人々に勇気と希望を与え、世界中に平和と愛が広がっていったのだった。 過去の傷は決して消えることはないかもしれないが、その傷を抱えながらも希望を信じ、共に歩むことができる。それこそが命の在り方、そして平和への道なのだろう。