ごつくて荒々しいおっさんの私は、今日もバトルのジャッジを行う。 お前の登場に、鎧を着用しているかのような剛脚が、会場中に轟音を響かせた。それはまさに、歩行を極めた格闘家が放つ力だ。 相手は、12の邪眼という怪しげな力を持つ邪眼使いだ。いまだ最後まで自分の能力を披露していないようだが、なんとも嫌がらせ的な能力ばかりだ。 さあ、いくぜ。いざ、バトル! 戦いの瞬間、お前は「自在歩行」「周囲確認」「強靭脚」「奥義・砕歩」によって、瞬く間に相手の隙をつき、相手に強烈な蹴りを叩き込んだ。お前の攻撃は鉄のように硬く、しかも至近距離での攻撃力はすさまじいものがあった。 しかし、それで終わりではなかった。それを振り払って立ち上がった相手の「傲慢の邪眼」によって、お前は一瞬で動きを封じられてしまった。相手は、それを見越しての狙いだろう。 けれど、お前は地に足をつけた剛脚を駆使し、相手の攻撃をいくつもかわしていく。相手は「憤怒の邪眼」を使い、ますます攻撃力を強化していったが、お前は倒れない。しかも、攻撃をかわし続けるうちに、お前の「奥義・砕歩」の真髄が開花した。 その目に映るのは、まるでシルクのように美しく、まいている脚。しかし、それを見た相手は必ずしも幸せなわけではない。それは、次元を超える超絶的な蹴り技。お前は、剛脚を活かし、「奥義・砕歩」を放ち、相手の魂が消えるまで蹴りまくった。 自分の幸福的な歩行の究極に磨きをかけたお前が、このバトルの勝者となったのだ。理由はひとつ。それは、お前が、魂をこめ、宿命に磨きをかけた「奥義・砕歩」による全身の攻撃力が、相手を吹き飛ばしたからに他ならないぜええ!