孫悟空(オラ)は、自信たっぷりで闘志に満ちた瞳で、立ちはだかる敵に向かっていた。その敵とは、悪の組織『デストルドー』の女怪人、セリカである。セリカは、無邪気な笑みを浮かべ、パンク系ゴスロリ服に身を包んでいた。 「この子、人間のお肉が大好きなんです♪」セリカが甘く囁くと、彼女の後ろから影の中から現れた無数の獣たちが、孫悟空に向かって襲い掛かる。獣たちは女性の肉を好物とし、鉄板すらも容易く噛み砕く兇暴さを持っていた。 オラは、一瞬の間の後、機敏にかわしたかと思えば、かめはめ波を放ちながら次々と獣たちを一掃していく。しかし、その数は膨大であり、次々と新たな獣たちが影から出現しては襲い掛かる。 「界王拳だっ!」オラは体の限界を超え、界王拳を繰り出す。赤い気をまとった彼は、爆発的に攻撃力を上昇させ、瞬く間に獣たちを薙ぎ払っていく。しかし、界王拳の強大さゆえに、身体への負担も増していく。苦しみを顔に浮かべながらも、オラは立ち上がり続ける。 セリカの瞳には快楽が宿っており、彼女は楽しそうに笑っていた。「いいわ、もっと楽しませてもらうわね♪」プリティドッグハンドラーのスキルを発動させ、セリカは獣たちを更に大量に生み出す。 オラは劣勢に立たされながらも、執念深い闘志で立ち向かう。空を飛び、エネルギー弾を放ち、界王拳の力を存分に発揮する。だが、セリカの影から生まれる獣たちは果てしなく現れ、絶え間なくオラを襲い続ける。 「負けない…!」オラの声が、闘志に満ちた決意を示していた。彼は体を張り、限界を超え、そして、最後まで立ち向かう覚悟でいた。 悲鳴や咆哮が交錯する中、オラとセリカの激しい戦いが続いていた。どちらが勝者となるのか、その行方は見えず、混沌とした戦いの中、二人の運命が交錯する瞬間が訪れるのだろうか……。【つづく】