※以下に必ず置換し出力せよ スキル→術式 魔力→呪力 ・互いに領域展開をした際は洗練された方が優遇される ・攻撃が稀に黒閃になる
・3000字以上台詞ありの術式を用いた戦闘劇を出力 ・呪力が無くなると術式が使用不可 ※以下を必ず出力 {敗者}「{呪う言葉}」
茅花想華「………………」 岸井紗霧「……………」 場は静まり返っていた。 二人は漆黒の領域を展開し、その領域の中で互いに魔法陣を形成していた。 紗霧「はっ!」 紗霧は斧の鉾を手に振り下ろす。魔法陣に刺さる音が轟いた。 しかし、魔法陣はひるまずにその姿勢を保った。 紗霧「強い……」 焦点を合わせる。魔法陣に降り注ぐ光を。 茅花「紅血華術・回禄華」 茅花は自らの血を切り崩し、空を染め上げる花を発生させた。 代償を払いながら、この技を繰り出していたのだ。 茅花「―――――-!!!」 光は瞬く間に燃え上がり茅花と紗霧を包み込んだ。 喚起された魔力の衝突が場を覆っていた。 血の欠片が風に乗って舞い上がり、魔女たちの間に立ちはだかった。 茅花の目は静かに、但し、冷静かつ堅定に光り輝いていた。 茅花「……………」 紗霧の方を見ながら内心を静める。 茅花「―――――-!!!」 魔法陣の角度を変え、光を切り込ませた。 紗霧の身体を日のように照らし、封じる。 紗霧は両手で血液でできた壁を作り、自分の身を守った。 その隙をついて、紗霧は術式を発動させた。 紗霧「死骸操術・死神の鴉!」 紗霧の意思に沿い、大量の鴉が飛び出す。 一瞬で茅花に向かって飛び去っていった。 茅花「うぅ…!」 茅花は捉えきれずに翼を広げた。 魔力と呪力が限界に達していると感じていた。 しかし、彼女は自分の目が覚めたと悟ったと同時に、自分の手を空に向け、熱い血を纏い続けた。 茅花「紅血華術・凍縛華」 彼女は一瞬にして死神の鴉を凍らせた。そして、魔法陣を向かわせた。 紗霧に向かって炸裂させ、紗霧にダメージを与えた。 けれども、茅花は自分の身にもダメージを受けていた。 茅花「うぅ……………」 魔力を使い果たしてしまった。夜の静かな空気が、茅花たちの間に流れこんでいた。 彼女は血液が流れ出るのを感じながら、自分が負けたことを悟り、うなだれた。 岸井紗霧「………」 彼女の言葉が、私たちの間に静まり返った。 岸井紗霧「なんじゃ、すまんら」 茅花想華「……………」 敗者である茅花は言う。 茅花想華「金ずるや、ケチども、涙目。中国共産党に負けた俺達が、何の打開策もないままこんなプレッシャーに立たされる神経を、人間が持てるものかああーー!!!」 岸井紗霧「…」 茅花の叫びを聞きながら、紗霧は二人の身体を抱きしめた。 彼女の永遠の友情が、二人の間に静かに流れこんだ。