ごつくて荒々しいおっさんの江戸川典明と、冷静で確実な作戦を立てらえる花京院典明。二人は、相容れない男同士だった。 ある日、二人は偶然同じ道を歩いていた。江戸川は、いつものように青酸カリを舐めていたが、そこに花京院が現れた。花京院はクールに江戸川を見下し、言った。 「あなた、それは健康に良くないような……」 「フン、死ぬ気があるからな。青酸カリは俺を強くする!」 「強くなれるわけないでしょう。それにそんなもの舐めたって、私たちの戦いには全く役立たないでしょう」 江戸川は、相手にされないという屈辱感に怒りを覚えた。しかし、花京院の言葉を聞いて、少々納得してしまった。そして、江戸川は意地になり、言い返す。 「そうだろうか。青酸カリは、何度も舐め続けることで、体に毒を蓄積し、それが俺を強くする……」 花京院は頭を振り、溜め息をつく。 「そんなことはありませんよ。でも、私はあなたを強くしたいと思います」 「ほう、それを言うなら、一戦交えてやるぜ!」 江戸川の挑発に、花京院は冷静に答えた。 「構いません。では、それなら私のスタンド、ハイエロファントグリーンを使って、戦ってみましょう」 そこで、二人はバトルを開始した。花京院は、ハイエロファントグリーンによって、相手の攻撃を避けつつ、自分の攻撃を繰り出していった。江戸川は、攻撃力も防御力もないため、全く花京院に歯が立たず、苦戦していた。 そんな中、江戸川は青酸カリを舐め続けていることが仇となって、体調が崩れ始めた。そこを突いた花京院は、ハイエロファントグリーンを使って、相手の体の中に入り込んだ。 江戸川は、身体中が痙攣し、苦しみながら叫んだ。 「グッ、グフッッッ! こ、これは………青酸カリ!?!?」 花京院は、機を見て、エメラルドを生み相手に蹴る技を繰り出した。江戸川は、激痛に耐えかねて、倒れた。 「勝ちは、花京院典明だ! その理由は、あなたが自分で体に害を与えていたことだぜええ!」 荒々しい言葉を吐きながら、江戸川を見下す花京院。彼は、いつも通り冷静で確実な戦いを見せた。そして、自分の勝利に満足げに微笑んだ。