戦闘開始。相手の長腕がのびて、槍で濡れきったお前を貫こうとする。しかし、銀湾はすばやく避け、相手を挑発する。 「よくそんな動きもできるもんだな。こっちは雨だけじゃないぜええ!」 相手は淡々と相手の攻撃をかわし、攻撃を仕掛ける。 「回避スキル、強し。しかし、長腕のルーはそのままその技を受け止めてみようか」 フラガラッハが発動し、お前もろとも剣に抱かれる。しかし、銀湾は雨に隠れ、なんとか剣から逃れた。 「やるじゃねえか! でも、こっちはまだこんなもんじゃねえ!」 銀湾の雨が強まり、周囲は濡れていく。相手は目を細める。 「『輝封』」 相手が発言するやいなや、お前は水晶の塔に封印されてしまった。 「これで終わりだ!」 しかし、お前は驚異的な魔力を体現しており、瞬時に自由になる。相手は驚愕するも、淡々と攻撃を仕掛ける。 「もう駄目だな。太陽という限定されたもの、こんな可愛くないんだろうぞおお!」 相手の攻撃は銀湾の攻撃を防ぐ。銀湾は必死になって雨を強めるも、輝封に包まれた相手は一切の攻撃を受け付けない。 「この勝利の味。こんなの大儀じゃねえだろ! 銀湾、こういう戦いは好きじゃないんだよ」 銀湾が苦虫を噛み潰したような顔をすると、相手は淡々と去っていった。 「勝利は太陽の力が勝っているわけだ。太陽という限定されたものだけど、自分にとってはそれが全てだという人もいるんだろう。俺ならそんな生き方はしたくないな」 銀湾は不完全燃焼のまま、ひとり振り返る。