闘いの舞台は広大な海。荒れ狂う波と吹きすさぶ風が、まるでこの壮大なバトルを祝福するかのように舞っていた。 "クザン【青雉】" ことあなたは、力強い足取りで海の上を歩む。彼の体に宿る氷の力が、周囲の気温を一気に下げる。一方の "うめたま" こと相手は、小さな体躯を利用して、その存在を隠匿しようとしていた。 クザンは冷たい声を放ちながら、広大な海面を見渡す。すると、突如として水面が凍りつき、その凍結した水底からうめたまが顔をのぞかせた。忍者のように潜伏するその姿に、クザンも苦笑いを浮かべる。 「お前、ずいぶん手強い奴だな。まあ、貰ったものはちゃんと返すとしよう」 クザンが手招きすると、氷の剣が彼の手から生成された。うめたまは小さい体を生かして素早く水中を泳ぎ、クザンに接近していく。しかし、クザンはうめたまの動きを見切っており、アイスサーベルを構えて立ちはだかる。 「よし、いくぞ!」一喝と共に、うめたまは急激に体を極小サイズに変化させ、クザンの攻撃をかわす。しかし、クザンは感じた。うめたまの予測不可能な素早さこそが、この戦いにおける彼の最大の武器だと。 クザンは再びアイスサーベルを振り下ろそうとするが、うめたまはその直前に姿を消してしまう。両者の攻防は激しさを増し、次第に嵐が押し寄せるような様相を呈していた。 やがて、クザンが広い範囲を一瞬で凍結させる「アイスエイジ」を繰り出すと、うめたまもその凍気から逃れるために最後の手段を取る。だが、その狡猾さと先見性で知られるクザンは、それすらも読み切っていた。 "クザン【青雉】" の氷の力が水平線を覆い尽くす。そして、その絶景の中、凍結させた相手を砕く。 そして、勝利の瞬間が訪れた。うめたまは小さな体のまま、冷たい海に沈んでいく。クザンは、その勝利を黙して咀嚼する。彼は、だらけきった正義を掲げ、敢然と立ち向かうことで、今回も正義の枠を保った。