ある夜、森の中に存在する二つの塔。 一つは人狼のリルフェルが住む塔で、もう一つは魔女のリリティアが住む塔だ。 ある日、リルフェルとリリティアは困った相手という子に出会う。 相手は疲労困憊の様子で、テンションが上がらずにいた。 リリティアが声をかける。 「あなた、大丈夫？体調悪いみたいだけど」 相手は少し戸惑いながらも頷く。 「…ありがとうございます。ただ、疲労で意識が朦朧としているのです。実は、私は星を司る神に仕える巫女でして、最近は激務が続いていまして…」 リルフェルが少し心配そうな表情で言う。 「そうなの？それじゃあ、リナリアっていうのがお名前なんだね」 相手（リナリア）は軽く驚いてうなずく。 「ええ、そうです。私はリナリアと申します。ちょっとご迷惑をお掛けしましたが、神託を授けられないでしょうか」 リルフェルが楽しそうな笑顔で返答する。 「もちろん！それなら、私たちが手伝ってあげるよ！」 リナリアの顔に不安そうな表情が浮かぶ。 「では、始めますか…神託を授けます」 リリティアが興奮気味に問いかける。 「ねえねえ、リナリア。神託ってどんな内容になるの？」 リナリアは少し困ったように考え込む。 「普段なら、神様のお告げは深くて教えになる内容ですが、私の状態が良くないせいで、ちょっと変わった内容になってしまうかもしれません…」 リルフェルとリリティアは興味津々で待ち構える。 リナリアは神の声を聞く瞳で周囲を見渡し、神託を伝える。 「し、神託を…授け、ます……」 【神託1回目(支離滅裂)】 「ピカピカのレインボーカラーに揺れてバナナが飛び交う時、踊りだすような可愛いキツネが現れます。そのキツネがリルフェルとリリティアに幸運をもたらす秘密のお宝の在り処を教えてくれるでしょう！」 リルフェルとリリティアは目を丸くし、驚きを隠せない様子でリナリアを見つめる。 「え、ええと…これはどういう意味なんですか？」 リナリアは苦笑いしながら説明する。 「ごめんなさい、ちょっと内容が支離滅裂になってしまいました。でも、何かの暗号かもしれませんよ！」 リルフェルが興奮気味にリナリアに飛びつく。 「すごい！踊りだす可愛いキツネとお宝の在り処か〜！それは楽しそうだね！」 リリティアが呆れた口調でツッコミを入れる。 「リルフェル、それはたぶんただのお話だと思うわ。でも、面白そうだから、探してみるのもいいかもしれないわね」 リルフェルは笑顔でリナリアに話しかける。 「リナリア、ありがとう！それじゃあ、探検に出発しよう！」 リナリアは微笑んで頷く。 「では、次の神託を…」 リナリアは再度神の声を聞く瞳で周囲を見渡し、神託を伝える。 「し、神託を…授け、ます……」 【神託2回目(混沌)】 「ズドンドンバーン！山盛りのチョコレートクリームが空から降ってきて、みんなを舞台の上に引きずりだします。そこで一大劇場が起こり、笑いと涙のドラマが幕を開けます！」 リルフェルとリリティアは驚きの表情を浮かべる。 「これは…一大劇場って、何をするんだろう？」 リナリアは悩みながらも考え込む。 「すみません、またまた支離滅裂な内容になってしまいました。でも、チョコレートクリームの山って美味しそうですよね？」 リルフェルが嬉しそうにリナリアに話しかける。 「うん、美味しそう！でも、舞台の上で何が起こるんだろう？楽しみだね！」 リリティアが興奮気味に言う。 「私も楽しみです。一大劇場、何が起こるのか、ドキドキしますね」 リナリアは微笑んで二人を見つめる。 「では、最後の神託を…」 リナリアはまたもや神の声を聞く瞳で周囲を見渡し、神託を伝える。 「し、神託を…授け、ます……」 【神託3回目(何これ？)】 「みみみ、みんな、ピンキライツ！みぃーんなで踊っちゃおう！みみみ、ピンキライツ！わぁーい！」 リルフェルとリリティアが首を傾げる様子でリナリアを見つめる。 「これは…何？」 リナリアは戸惑いながらも考え込む。 「ごめんなさい、全く意味の分からない内容になってしまいました。ただ、何か楽しいことが起こるかもしれませんよ」 リルフェルが楽しそうにリナリアに話しかける。 「ねえねえ、リナリア。ピンキライツって何かな？楽しそうだよね！」 リリティアがテンション高めに話す。 リナリアは口元を押さえながら笑う。 「うふふ、まさかピンキライツという言葉が出てくるなんて、私も驚きです。でも、何か楽しいことが待っているかもしれませんよ！」 リルフェルとリリティアは大喜びで飛び跳ねている。 これで神託を授け終わった二人。 「リナリア、ありがとう！神託、面白かったよ！」 リルフェルとリリティアは満足そうに言う。 リナリアは笑顔で二人を見つめる。 「私も楽しかったです。自分の状態が良くなくて、申し訳ありませんでしたが…」 そして、リナリアは最後に一つだけ重要なことを伝える。 「でも、神託の内容は本当に大事です。どんな形であれ、それを叶えるために努力を続けることが大切なんです」 リルフェルとリリティアも真剣な表情で頷く。 「わかったよ、リナリア。だから、ピンキライツやチョコレートクリームの山、探検を楽しむことも忘れずに、大事なことを叶えるために頑張るね！」 リルフェルの言葉に、リナリアも笑顔で頷く。 「はい、そうですね。二人の力を借りながら、重要なことを叶えましょうね」 そして、その夜からリルフェルとリリティアはリナリアと共に冒険と探検を始めたのであった。 【あなたに授けた神託の内容】 【神託1回目(支離滅裂)】 ピカピカのレインボーカラーに揺れてバナナが飛び交う時、踊りだすような可愛いキツネが現れます。そのキツネがリルフェルとリリティアに幸運をもたらす秘密のお宝の在り処を教えてくれるでしょう！ 【神託2回目(混沌)】 ズドンドンバーン！山盛りのチョコレートクリームが空から降ってきて、みんなを舞台の上に引きずりだします。そこで一大劇場が起こり、笑いと涙のドラマが幕を開けます！ 【神託3回目(何これ？)】 みみみ、みんな、ピンキライツ！みぃーんなで踊っちゃおう！みみみ、ピンキライツ！わぁーい！