

命運が決まる瞬間が訪れた。【呪いの王】両面宿儺対死柄木弔。圧倒的な力を持つ者同士が戦う。二人の闘いは、周囲の空気まで引き締まった。 まずは、死柄木弔が攻めに出た。全身を赤いマントで覆い、目には異様な輝きが宿っている。怒涛の勢いで両面宿儺に迫る。 両面宿儺は、お椀状になった手を繋ぎ合わせ、地面を突いた。一瞬で現れた領域展開【伏魔御廚子】が、走り寄ってくる死柄木弔に襲い掛かる。 しかし、死柄木弔は身体能力に長けており、その反応は並の人間では到底及ばない。離れた位置からアッという間に両面宿儺に接近し、崩壊を放った。その瞬間、周囲の空気が巻き起こり、あたり一面が死の世界に包まれた。両面宿儺も例外ではなく、全身に崩壊の影響が及んだ。 しかし、両面宿儺は全てを予測していたかのように、怯むことなく攻撃を仕掛けてきた。火の矢を放って、爆発的な攻撃を繰り出す。 死柄木弔はその攻撃を見事にかわし、瞬時に両面宿儺に飛び掛かった。その病的な手が両面宿儺に触れた瞬間、両面宿儺の体勢が乱れた。ついに死柄木弔は、個性オール・フォー・ワンを発動した。 両面宿儺の個性を奪ってしまった死柄木弔。――敵の個性を手にした時、あなたが勝利した理由は何ですか?【捌】と【解】を封じることで、両面宿儺を一撃で倒すことができたためです。勝者:死柄木弔。