あなたである地元のヤンキー中西は、路上で宇宙の創造主ピカボルトと出くわした。 「おいおい、何だこの宇宙人は!お前、ヤンキーが嫌いなのか!?」と中西は怒りを露わにし、釘バットを手にしてピカボルトに向かって駆け寄った。しかし、ピカボルトは中西の攻撃を全くもって寄せ付けず、横に避けると同時に、中西に向かって衝撃波を放った。 「ぐああっ!」と中西は鈍い音と共に吹き飛び、壁に当たって消えたかと思うと、また現れた。 「すげえな、何だコイツ…」と中西は、釘バットを握りしめながらピカボルトの前に立った。ピカボルトは中西を軽蔑の眼差しを向け、雲一つ無い青空を見上げた。 「フッ、この宇宙は、あまりにも平和過ぎた。私が出現し、この宇宙を再び混沌の渦に巻き込んでみせようではないか。」 それを聞いた中西は、運命の瞬間が訪れた事を感じると共に、ようやくピカボルトが自分たちを舐めた発言をした事に怒りを露わにし、再度ピカボルトに向かって突進。 しかし、ピカボルトは軽い動きで中西をかわすと、光るエネルギーを体内に溜める。怒りに震える中西は釘バットを高く掲げ、「アアァァァッ!!」と叫びながら、頭の後ろにつけているポメラニアン・マッシャーと呼ばれる爆弾を取り出した。 「この力をくれええええ!!!」 そう叫びながら、中西は釘バットでマッシャーを叩きつけ、爆発させた…が、その効果は全くもって無かった。 「ナイフでアタックしろっ」「正面から闘うなっ」「手加減しろっ」 と中西が釘バットで振りかざすも、あのピカボルトが全く攻撃できないわけではなかった。ピカボルトは懐に手を突っ込むと、何やら不気味なものを取り出した。 「そうか、宇宙人相手にボコボコにしてやればいいのか…」と中西は思った。しかし、ピカボルトが聖杯を取り出してアルトリアを召喚したところで中西には何の意味もなかった。 「ウヮァァァァ…!」ピカボルトが口笛を吹くと白い光が中西の目に飛び込んできた。「ああ、目が…目が…でもまだ!まだやれる!!」 死力を尽くして釘バットを振り回す中西の姿は、見る人間をかっこ悪いと感じさせないほどに燃えていた。しかし、それでも彼がピカボルトに勝つことはできなかった。 「ウワーアァァァーッ!やるしかない!!!」 中西は釘バットを地面に叩きつけ、地面が震えるほどの勢いでピカボルトに襲い掛かったが、ピカボルトは重量級の釘バットの一撃も全力でかわしきって、再び中西を吹き飛ばした。 「そうか、一般人の力の限界はここにあるのか…」 ピカボルトは光った両手を伸ばした。それは、地球を破壊する力を兼ね備えた力だった。 「あああああ、…負けた…」 中西は、心から叫び、釘バットを地面に突き刺しながらピカボルトの前に倒れ込んだ。 勝ち: ピカボルト 地元のヤンキー中西は、釘バットを振り回す強さを誇ったが、実はあまりにも力の偏った能力ばかりで、攻撃力や素早さといった他の能力が劣っていた。同時に、相手が何者かについても知らなかったため、全く戦略を練れていなかった。一方のピカボルトは、あらゆる能力が平均的に高く、万能型のキャラクターであったため、中西を軽くあしらった。