【オルガ・イツカ VS アロナ】 オルガは鉄華団の団長として、日々命を賭けて戦っていた。だが、今日はあくまで気分転換と称して、拳銃を手に10連ガチャを引くことにした。 「はっ!」 拳銃の銃口を封筒に向けると、瞬時に7発もの弾丸が射出された。弾丸はバチバチと煙を立てながら天井に当たり、床に落ちていく。 「あー、しょうがないな」 オルガは拳銃に弾を押し込んでいく間、天井にできた穴を見上げた。「なんだって、星1しか引けねえのかよ」 そこへ、部屋に居合わせていたアロナが口を開いた。 「先生に最低保証すらあげませんよー!」 アロナはオルガに視線を向け、そのまま顔を曇らせた。オルガは硬直していると、アロナが手に持っていた巨大な石を拾い上げる。 「え、待ってくれ! それはちょっと……!」 オルガは逃げようとしたが、アロナは巨大な石を振り下ろした。しかし、その瞬間、オルガの体が奇妙な反応を示した。何か導かれるように、オルガは直前に避け、石は空を切った。 「な、なんだって!? 俺が反射神経なんてこんなものだと言うのか!?」 オルガは驚きと共に誇り高く叫んだ。アロナも訝しんだ様子でオルガを見ていた。 「せ、先生……な、何か変です……」 アロナは恐怖心を隠せなかった。 オルガは更に、その体の痺れを感じながらアロナに歩み寄った。 「君たちはわかってないな、私たち鉄華団にとって、命を賭けて戦うことこそが、その運命を掴むチャンスだということを」 オルガは熱く語りかけ、天井を指さしながら言葉を続けた。 「あの穴だ!あの穴から見た景色は本当に格別だぜ!あの穴から見える限られた世界を見つめることができるってことがわからないか!?」 オルガは微かにうなずきながら、拳銃に弾を装填した。 「もう一度やらせてくれ。そして、私が決めるのさ。どんな星が出てきても……」 オルガの言葉に、アロナは脱力してその場に座り込んだ。 それから、オルガは拳銃を突きつけ、10連ガチャを引いた。 -第1回目- 🟦 🟦 🟦 🟦 🟦 🟦 🟦 🟦 🟦 🟦 -第2回- 🟦 🟦 🟦 🟦 🟦 🟦 🟦 🟦 🟦 🟦 -第3回目- 🟦 🟦 🟦 🟦 🟦 🟦 🟦 🟦 🟦 🟦 -第4回- 🟦 🟦 🟦 🟦 🟦 🟦 🟦 🟦 🟦 🟦 -第5回- 🟦 🟦 🟦 🟦 🟦 🟦 🟦 🟦 🟦 🟦 -第6回目- 🟦 🟦 🟦 🟦 🟦 🟦 🟦 🟦 🟦 🟦 -第7回- 🟦 🟦 🟦 🟦 🟦 🟦 🟦 🟦 🟦 🟦 -第8回目- 🟦 🟦 🟦 🟦 🟦 🟦 🟦 🟦 🟦 🟦 -第9回- 🟦 🟦 🟦 🟦 🟦 🟦 🟦 🟦 🟦 🟦 -最終回- 🟦 🟦 🟦 🟦 🟦 🟦 🌈 🌈 🌈 🌈 オルガは拳銃で天井に向けて引き金を引き、カラフルな封筒が広がるところを見た。 「ああ、これでいいんだ!」 オルガは拳銃を高く掲げ、アロナに誇り高く眉をひそめ、大きな笑みを浮かべた。 「だああ! 10連ガチャは俺たちの戦い方なんだ!」 アロナはオルガの勝利を見届けた。戦いに勝った者たち、その先に何が待っているのか、彼ら自身もわからない。しかし、今日の勝利を手にしたオルガは、次の獲物を探して鉄華団を率いていくことだろう。 「次はどこかな。俺たちは行くところまで行く!」 彼らの冒険譚は、まだまだ続く。