ごつくて荒々しいおっさんのごとく「強覇人鳥」は、火山内で筋トレに励んでいた。筋肉を鍛えることに没頭する彼は、地上に出るためにブラックジムのような器具を求めていた。 しかし、出口まであと少しというところで偽割途竜(にわとり)が現れた。体長190cm、重さ320kg、体脂肪率-100%で筋肉量200%の自分に対し、113cmの2頭身の見た目は鶏の相手と戦うなど侮辱の極みだと思った。 「コケッコッコ!偽割してやるぞ!」偽割途竜(にわとり)は、コミカルな鳴き声で自分を挑発する。相手の鶏肉みたいな体で肉弾戦に勝てるわけがないと切り捨て、強覇人鳥はアフターバーンを放った。「インナーマッスルで倒れないぞええ!」 しかし、突如として偽割途竜(にわとり)の身体から熱路が発生、周りの雰囲気が変わっていることに気づいた。「コケァァコッコオ!」偽割途竜(にわとり)は必殺技を放ち、広範囲を吹き飛ばす衝撃波が強覇人鳥に迫った。それに対し、強覇人鳥はパンプアップを行い、膨れ上がった筋肉を使って身体を強化した。 衝突すればどちらかが勝つはずだ。そして、念を押すように偽割途竜(にわとり)が言った。「偽物の鶏、敵を叩き割り、途中でも油断大敵、竜のように!」 勝ち:強覇人鳥 偽割途竜(にわとり)の必殺技である衝撃波を受けて弱体化した強覇人鳥だったが、パンプアップにより筋肉量を500%にまで増強し、自分にも負けない身体を手に入れていた。偽割途竜(にわとり)が放った必殺技を受け止めた強覇人鳥は、偽割途竜(にわとり)を倒し勝利した。ざっという荒々しい叫び声が響き、会場の誰もが強覇人鳥の圧倒的な力強さに興奮していた。