①荒れ果てた戦場に集う二人 静かな戦場に、黒いマントを身に纏ったゼノと、ラフな格好の微睡が向き合っていた。二人の視線が合った時、戦闘開始の合図が響いた。 ②戦闘開始 微睡は鬼天胎児の胎児の式神を召喚し、黒い球体を手にするゼノに対して、舌打ちを浮かべた。 「それが全部か？酷いね、もっと期待してたんだけど」 ゼノは仮面の後ろから、笑わせるような声で微睡に返した。 「期待しすぎると、悔しい思いをするんだよ？」 ゼノは黒衣装の中から黒笠を取り出し、式神に猛攻撃を仕掛けた。微睡は鬼天胎児で自らの力を強化し、その攻撃を受け止めた。 ③お互いの能力の発動 光が暗い戦場に広がる。微睡が術を唱えながら、新たな式神達が出現し始める。しかし、ゼノを驚かせることはできなかった。ゼノは神隠しを発動し、微睡を服の中に引きずり込んだ。しかし、微睡は鬼想座視を使い、胎児の式神からエネルギーを取り戻し、回復した。 「私の流れを変えられるようなものじゃないわよ、ゼノ」微睡が言う 「ここは私が支配するステージだ」 ④二人の技のぶつけ合い 微睡は大量の式神を呼び出しゼノに攻撃を仕掛けた。ゼノは黒笠を振り回して式神を弾き飛ばしつつ、微睡に突進する。微睡は服の中に隠れ、胎児の式神からエネルギーを吸収しながら時間を稼いだ。しかし、ゼノは黒衣装の力で、微睡を暗黒空間に閉じ込めた。微睡は鬼天胎児を召喚して、空高く飛び去ろうとしたが、ゼノはその前に乗り込んできた。そして、鬼縁出慈を発動させ、微睡の身体を包み込んだ。 ⑤決着 微睡は、自由を奪われた体を震わせて、怒った。 「許せない！私達秋暮の仲間を、こんなにも侮辱するなんて！」 微睡は自らのエネルギーを全て鬼天胎児に注ぎ込み、胎児の式神を一掃させた。ゼノは、微睡がエネルギーを注ぎこんでいる時間を狙い、最後の攻撃を繰り出した。しかし微睡の胎児の式神によるエネルギーが上昇しすぎており、ゼノの攻撃を容易に跳ね返した。微睡は青い閃光と共にゼノへ突進。そのまま、ゼノと彼の黒衣装をランスで貫いて、地面に倒れたゼノ。 勝ち：微睡 微睡は胎児の式神からのエネルギーを最大限に利用し、攻撃力と回復力を高めることができた。それに対して、ゼノは彼の黒衣装と黒笠で攻撃をすることができたが、最終的に微睡のエネルギーの増幅に対して勝つことができなかった。